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海外テニス

消息不明の中国選手とIOCが2度目のビデオ通話を実施!「彼女が無事であることを確認した」の報告に批判の声も<SMASH>

中村光佑

2021.12.03

IOCが2度目のビデオ通話でペン・シューアイの安否を確認したことを公表したが、来年中国で冬季五輪が控えるだけにIOCの情報は懐疑的に捉えられている。(C)Getty Images

IOCが2度目のビデオ通話でペン・シューアイの安否を確認したことを公表したが、来年中国で冬季五輪が控えるだけにIOCの情報は懐疑的に捉えられている。(C)Getty Images

 現地12月2日、IOC(国際オリンピック委員会)は、中国の政府高官による性暴力被害を公表した後に消息不明となったテニス選手、ペン・シューアイと「2度目のビデオ通話を行なった」ことを明かした。

 IOCは11月下旬にも「ビデオ通話でペンと話した」とのコメントを発表しており、ほぼ同時期にペンがコーチらと会食している動画や自宅でくつろいでいる写真などが続々と公開されていた。それでもWTA(女子テニス協会)のCEO(最高責任者)を務めるスティーブ・サイモン氏はこれらの動きに懐疑的な見方を示し、度々ペンの安否について「検閲のない状態での透明性のある調査」を要求していた。

 一連の騒動がいまだ解決へと至っていない背景から、WTAは12月1日にツアーに多大な利益をもたらしていた中国での全トーナメント中止を決断。テニス系海外メディア『UBITENNIS』によると、この発表を受けてIOCが即座にペンとコンタクトを取り、2度目のビデオ通話を通じて「彼女(ペン)が無事であることを確認した」のだという。
 
 また、IOCはこのほど発表した公式声明で「私たちは、他の多くの人々や組織と同様に、ペン・シューアイの安否を気にかけている」とした上で、「昨日IOCのチームが彼女とビデオ通話を行なった」と報告。さらに「我々は彼女に幅広い支援を提供し、定期的に連絡を取り合い、1月に個人的に会うことですでに合意している」とコメントした。

 だが、IOCがWTAに先立ってペンに接触する不可解な状況が続いていることに対し、SNS上では批判の声が続々と上がっている。世界を揺るがしているペンの失踪騒動はいつ終わりを迎えるのか不安は募るばかりだ。

ペン・シューアイ(Shuai Peng)
1986年1月8日生まれ。中国・湖南省出身。身長177センチ。右利き/左右両手打ち。8歳でテニスをはじめ、2000年から国内大会に出場。15歳で国別対抗戦の代表に選出された。四大大会デビューは2004年のウインブルドン。ダブルスが得意で2015年ウインブルドンと2014年全仏オープンの女子ダブルスで優勝、17年の全豪オープンでは準優勝した。ダブルスの通算獲得タイトルは23個で、2014年2月17日にダブルス世界1位を記録した。2020年2月のカタール・オープンに出場して以降ツアーから姿を消してている。2021年11月29日付/シングルス309位、ダブルス193位。

文●中村光佑

【PHOTO】女子テニス・ダブルス元女王ペン・シューアイ、栄光のアルバム

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