12月16日から3日間にわたって開催されたエキジビション「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」(アラブ首長国連邦・アブダビ/ハードコート)に出場した選手やコーチの新型コロナウイルス感染が相次いでいる。
現地12月20日に自身のSNSで新型コロナに感染したと明かした男子テニス世界ランク6位のラファエル・ナダル(スペイン)に続き、ナダルのコーチを務めるカルロス・モヤ氏も21日に公式ツイッターで「日曜日(19日)の入国時の抗原検査では陰性だったが、その数時間後のPCR検査でコロナの陽性反応が出てしまった」と公表。
さらにモヤ氏は「ワクチンは2回接種している。病院に行く必要はないが、この24時間の間にかなり強い症状が出ている」と現状を説明。続けて「発熱、頭痛、発汗、全身の痛み、悪寒が私の症状だったが、ワクチンのおかげで病院に足を運ぶ必要がなかったのだろうと思う」とも綴ったが、テニスファンの間では心配の声が上がっている。
さらに同大会に出場したベリンダ・ベンチッチ(スイス)、オンス・ジャブール(チュニジア)の2名の女子選手も新型コロナ感染が判明。両選手もモヤ氏同様に「ワクチンは接種済みだった」としながらも、「強い症状が出てしまっている」とそれぞれのツイッターで報告している。
オーストラリアでの2022年シーズン開幕へ向けて順調に調整を進めていたベンチッチとジャブールだが、現在は共に隔離期間を過ごしているという。なお、今後の予定についてベンチッチは「隔離期間が過ぎて問題がないようであればオーストラリアに向かうつもりです」、ジャブールは「回復したらまたお知らせします」としている。
同じ大会でこれだけの感染者が出ていることを考えれば、すでに深刻な事態へと発展しているのは間違いないだろう。今回感染してしまった4人の一刻も早い回復を祈るばかりだ。
文●中村光佑
【PHOTO】金メダルを獲得したベンチッチら、東京五輪テニス競技のスナップ集
現地12月20日に自身のSNSで新型コロナに感染したと明かした男子テニス世界ランク6位のラファエル・ナダル(スペイン)に続き、ナダルのコーチを務めるカルロス・モヤ氏も21日に公式ツイッターで「日曜日(19日)の入国時の抗原検査では陰性だったが、その数時間後のPCR検査でコロナの陽性反応が出てしまった」と公表。
さらにモヤ氏は「ワクチンは2回接種している。病院に行く必要はないが、この24時間の間にかなり強い症状が出ている」と現状を説明。続けて「発熱、頭痛、発汗、全身の痛み、悪寒が私の症状だったが、ワクチンのおかげで病院に足を運ぶ必要がなかったのだろうと思う」とも綴ったが、テニスファンの間では心配の声が上がっている。
さらに同大会に出場したベリンダ・ベンチッチ(スイス)、オンス・ジャブール(チュニジア)の2名の女子選手も新型コロナ感染が判明。両選手もモヤ氏同様に「ワクチンは接種済みだった」としながらも、「強い症状が出てしまっている」とそれぞれのツイッターで報告している。
オーストラリアでの2022年シーズン開幕へ向けて順調に調整を進めていたベンチッチとジャブールだが、現在は共に隔離期間を過ごしているという。なお、今後の予定についてベンチッチは「隔離期間が過ぎて問題がないようであればオーストラリアに向かうつもりです」、ジャブールは「回復したらまたお知らせします」としている。
同じ大会でこれだけの感染者が出ていることを考えれば、すでに深刻な事態へと発展しているのは間違いないだろう。今回感染してしまった4人の一刻も早い回復を祈るばかりだ。
文●中村光佑
【PHOTO】金メダルを獲得したベンチッチら、東京五輪テニス競技のスナップ集