12月16日から18日にかけてUAEのアブダビで開催されたエキジビションマッチに参加後、新型コロナウイルスへの感染が判明したラファエル・ナダル(スペイン/世界6位)。シーズン最初のグランドスラムである「全豪オープン」開幕まで1か月を切った今、テニス界に数々の歴史を刻んできた35歳のレジェンドの動向に注目が集まっている。
左足のケガによって2021年8月半ばでシーズンを終了させ、以降は治療に専念していたナダル。今回のエキジビションは彼にとって復活ロードへ走り出すための第一歩ともいえるステージであった。だが、帰国後に新型コロナ感染が判明。12月20日にはSNSを通じて「心苦しい時間を過ごしているが、少しずつ良くなっていくと確信している」前向きな姿勢を見せながらも、「スケジュールに関しては柔軟に対応しなければならない」と思い描いていたプランが白紙に戻ったことを明かした。
ただ、ネットメディア『TennisWorld』など複数メディアの報道によると、ナダルが照準を合わせていた「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~30日)のトーナメントディレクターを務めるクレイグ・タイリーは、「(大会開催時には)ラファはここに来ると確信している」とナダルの参戦に関しては楽観視しているという。
大会責任者のこの発言は、21日に行なわれた会見で飛び出したもの。その理由についてタイリーは「現在陽性反応を示している選手たちでも、一定の期間を終えればウイルスの人への感染力がなくなる。そうすれば何の問題もない」とし、逆に「陽性反応を示した選手が全豪オープンでプレーしたいのであれば、(陽性になる)タイミングはまさに今だろう」とも付け加えた。
とはいえナダルが求めているのは「大会出場」ではなく、あくまでも「大会での勝利」であり「21個目のグランドスラムタイトル」である。例えオーストラリアへの旅路が見えたとしても自身が"戦える状態"でなければ飛行機には乗らないばずだ。
クリスマス明けには全豪のエントリーリストに名を連ねる選手たちの現地入りも始まるという。残された時間のなかで果たしてナダルはどんな決断を下すのか。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】クレーコートの絶対的覇者、"燃え盛る男"ラファエル・ナダルの「フレンチオープン2019」を振り返る!
左足のケガによって2021年8月半ばでシーズンを終了させ、以降は治療に専念していたナダル。今回のエキジビションは彼にとって復活ロードへ走り出すための第一歩ともいえるステージであった。だが、帰国後に新型コロナ感染が判明。12月20日にはSNSを通じて「心苦しい時間を過ごしているが、少しずつ良くなっていくと確信している」前向きな姿勢を見せながらも、「スケジュールに関しては柔軟に対応しなければならない」と思い描いていたプランが白紙に戻ったことを明かした。
ただ、ネットメディア『TennisWorld』など複数メディアの報道によると、ナダルが照準を合わせていた「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~30日)のトーナメントディレクターを務めるクレイグ・タイリーは、「(大会開催時には)ラファはここに来ると確信している」とナダルの参戦に関しては楽観視しているという。
大会責任者のこの発言は、21日に行なわれた会見で飛び出したもの。その理由についてタイリーは「現在陽性反応を示している選手たちでも、一定の期間を終えればウイルスの人への感染力がなくなる。そうすれば何の問題もない」とし、逆に「陽性反応を示した選手が全豪オープンでプレーしたいのであれば、(陽性になる)タイミングはまさに今だろう」とも付け加えた。
とはいえナダルが求めているのは「大会出場」ではなく、あくまでも「大会での勝利」であり「21個目のグランドスラムタイトル」である。例えオーストラリアへの旅路が見えたとしても自身が"戦える状態"でなければ飛行機には乗らないばずだ。
クリスマス明けには全豪のエントリーリストに名を連ねる選手たちの現地入りも始まるという。残された時間のなかで果たしてナダルはどんな決断を下すのか。
構成●スマッシュ編集部
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