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海外テニス

世界7位のルブレフが前週負けた相手にリベンジし、約1年ぶりにツアー優勝「全てドラマがあった」<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.02.21

ルブレフは決勝で、前週の準決勝で負けたオジェ-アリアシムに勝利して優勝した。(C)Getty Images

ルブレフは決勝で、前週の準決勝で負けたオジェ-アリアシムに勝利して優勝した。(C)Getty Images

 男子テニスツアー「オープン13」(2月14日~20日/フランス:マルセイユ/インドアハードコート/ATP250)の決勝戦が、現地2月20日に行なわれ、世界ランク7位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が約1年ぶりにツアー優勝を果たした。

 24歳のルブレフがブレークしたのは、2020年。5つのツアータイトルを獲得してトップ10入りも果たしている。20年から21年にかけて、ATPツアー500の大会で4連勝したことは話題にもなった。しかし、2021年3月に優勝して以来、3度決勝に進出するも準優勝に終わっている。ただし、その内の2大会はマスターズ1000グレードだったため、実力が上がっているともとれる。

 そして、今回は250グレードの大会で第2シードで登場。決勝戦の相手は前週の大会でツアー初優勝を果たしたばかりのフェリックス・オジェ-アリアシム(カナダ)だ。ルブレフはその大会の準決勝で7-6(5)、4-6、2-6の逆転負けを喫していた。

「2018年で初対戦した時からフェリックスとの試合は全てドラマがあった」と2勝1敗でリードしているルブレフは言う。「少なくとも1セットはタイブレークになっているんだ」。3戦ともフルセットの戦いだったため、この決勝も覚悟して臨んでいたのだろう。
 
 先にブレークしたのはオジェ-アリアシムだったが、ルブレフはコート内から強烈なショットを打ち込み相手をコート後方に追いやることに成功して第1セットを7-5で奪った。第2セットでは激しい打ち合いとなる。ルブレフは5-4でのサービングフォーザマッチのゲームを落とすと、相手にセットポイントを握られるピンチに陥る。しかし、そこで踏み留まり、タイブレークを制して約1年ぶりのツアー優勝を手に入れた。

 ルブレフはオンコートインタビューで、「彼は素晴らしい選手の1人で、特に今シーズンは上位にいる。彼とこのような素晴らしい決勝を戦えてうれしい」と喜びを語った。

「勝つには自分のレベルを上げる必要があった。第2セットの5-4から彼のプレーは良くなってきていたから、ファイナルに行くことも覚悟した。だけど、なんとか自分のレベルを上げることができた。最後はタフだった」と振り返った。

 ルブレフにとって久々の優勝は自信になるだろう。今年はマスターズの大会やグランドスラムで活躍する姿が見られるか注目していきたい。2月21日から開催されるドバイ選手権(グレード500)では、第2シードでの出場予定で、1回戦の相手はダニエル・エバンス(イギリス)となっている。

構成●スマッシュ編集部

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