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海外テニス

大坂なおみが涙の敗戦から立ち直り、世界96位をパワーで圧倒して2回戦進出<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.03.24

力強いショットを打ち込んでいった大坂なおみ。(C)Getty Images

力強いショットを打ち込んでいった大坂なおみ。(C)Getty Images

 女子テニスツアー「マイアミ・オープン」(3月22日~4月3日/アメリカ:マイアミ/ハードコート/WTA1000)は現地3月23日にシングルス1回戦を実施。大坂なおみ(世界ランク77位)の試合がセンターコート「スタジアム」の第1試合に組まれ、アストラ・シャルマ(オーストラリア/96位)に、6-3、6-4で勝利して2回戦進出を決めた。

 大坂は全豪オープンでは3回戦で敗れ、前週に行なわれたインディアンウェルズの大会で、観客からのヤジで心が乱れて2回戦敗退を喫している。しかしその後、ソーシャルメディアではマイアミでの元気な様子も公開しており、気持ちは切り替えられた様子だ。26歳のシャルマとは初対戦となる。

 大坂は気持ちよくサービスを入れて0ゲームでキープすると、次のゲームではどんどんコート内に入って鮮やかにバックハンドウイナーを奪う。シャルマもしっかりとスピンがかかったフォアで対抗しようとするが、大坂はパワーで上回っていく。ラリーで主導権を握った大坂が6-3で第1セットを取った。

 第1セットのファーストサービスの確率は52.2%だったが、入った時のポイント獲得率は100%で、サービスゲームは余裕を持ってキープできていた。ウイナー数は相手の1本に対して12本放っていることからも、ラリーで圧倒していたことがわかる。
 
 大坂はシャルマの跳ねるセカンドサービスの対応に手を焼いていたが、徐々に合い始めて第2セットの3ゲーム目をブレーク。9ゲーム目の3本マッチポイントは取り切れなかったが、次のサービスゲームをキープして、6-4で勝利を手に入れた。

 勝者の大坂は2回戦で34歳のベテラン、第13シードのアンジェリーク・ケルバー(ドイツ/15位)との対戦が決まっている。大坂は2017年全米オープンで初対戦した時に勝利しているが、その後2018年までに4連敗しており、1勝4敗という対戦成績。元1位同士の久々の対決に注目だ。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】「全力を尽くす」ことをテーマに掲げて挑んだ大坂なおみの全豪OP厳選ショット!

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