男子テニスツアー「マドリード・オープン」(5月1日~8日/スペイン・マドリード/クレーコート/ATP1000)は現地5月7日にシングルス準決勝を実施。世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、7-6(5)、5-7、6-7(5)の激戦の末、19歳になったばかりのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク9位)に敗退した。
ジョコビッチはワクチン未接種のため、今季はこれが4大会目。しかし、4月に行なわれた母国の「セルビアオープン」では準優勝するなど徐々に調子を取り戻していた。
今大会では、2回戦でガエル・モンフィス(フランス/21位)に勝利、3回戦ではアンディ・マリー(イギリス/78位)の棄権で不戦勝となり、準々決勝ではフベルト・フルカチュ(ポーランド/14位)をストレートで破って準決勝に進出。
今季すでに3タイトルを獲得し驚異の成長を続けるアルカラスと、世界1位のジョコビッチの初対戦は、テニス界の注目を集めていた。試合は期待通りの熱戦となり、濃密な3時間35分の戦いが繰り広げられることとなった。
試合に敗れたジョコビッチは記者会見で、「彼の年齢で、これほど成熟し勇気のあるプレーができるのは素晴らしいこと。彼は勝利に値する」と若者の実力を認めている。
「彼のキックはとても高く跳ねるので、そのボールに対応するのは難しかった。彼は良いポジションを取るために、強烈なキックサービスを打ってきた。あっちのサイドのリターンの感覚がつかめなかった」とリターン巧者のジョコビッチがキックサービスに苦しめられたことを明かしている。
「とても良いテニスができたし、今季ベストのプレーだった」と自身のプレーが良かったことは認識しつつ、「この敗戦のショックが過ぎ去った時、今週の試合から多くのポジティブな要素を得られると思う」と語った。
白熱の長期戦に強いジョコビッチが、19歳のアルカラスに敗れたという事実は、テニス界に大きな衝撃を与えた。しかし、ジョコビッチは1度負けた相手を研究し、2度目はそう簡単に負けないタイプだ。これからの2人の対戦が楽しみでならない。
構成●スマッシュ編集部
【連続写真】股関節の柔軟性がパワーを生む、ジョコビッチのバックハンド
ジョコビッチはワクチン未接種のため、今季はこれが4大会目。しかし、4月に行なわれた母国の「セルビアオープン」では準優勝するなど徐々に調子を取り戻していた。
今大会では、2回戦でガエル・モンフィス(フランス/21位)に勝利、3回戦ではアンディ・マリー(イギリス/78位)の棄権で不戦勝となり、準々決勝ではフベルト・フルカチュ(ポーランド/14位)をストレートで破って準決勝に進出。
今季すでに3タイトルを獲得し驚異の成長を続けるアルカラスと、世界1位のジョコビッチの初対戦は、テニス界の注目を集めていた。試合は期待通りの熱戦となり、濃密な3時間35分の戦いが繰り広げられることとなった。
試合に敗れたジョコビッチは記者会見で、「彼の年齢で、これほど成熟し勇気のあるプレーができるのは素晴らしいこと。彼は勝利に値する」と若者の実力を認めている。
「彼のキックはとても高く跳ねるので、そのボールに対応するのは難しかった。彼は良いポジションを取るために、強烈なキックサービスを打ってきた。あっちのサイドのリターンの感覚がつかめなかった」とリターン巧者のジョコビッチがキックサービスに苦しめられたことを明かしている。
「とても良いテニスができたし、今季ベストのプレーだった」と自身のプレーが良かったことは認識しつつ、「この敗戦のショックが過ぎ去った時、今週の試合から多くのポジティブな要素を得られると思う」と語った。
白熱の長期戦に強いジョコビッチが、19歳のアルカラスに敗れたという事実は、テニス界に大きな衝撃を与えた。しかし、ジョコビッチは1度負けた相手を研究し、2度目はそう簡単に負けないタイプだ。これからの2人の対戦が楽しみでならない。
構成●スマッシュ編集部
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