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タイは日本食のお店も多く物価が安く過ごしやすい【村松千裕のテニス遠征日記】<SMASH>

村松千裕

2022.05.17

いかに良い状態に近づけられるかが、プレーの波を減らすために大切だと言う村松千裕。写真:本人提供

 2022年4月は、ITF女子テニス大会のタイ25000ドル(Chang Rai)に2大会出場しました。

 約2年前にタイで試合をしたのを最後にコロナでツアーが中止されたので、またアジアの1大会目として試合が開催されて、とても新鮮な気持ちでした。

 タイは気温と湿度が高いので、いつもプレー中は大変ですが、日本のものがたくさんあって、日本食のお店も多く、物価が安いので、周りの環境的にはとても過ごしやすいです。

 今回タイに入国するためにはバンコクで検査をして1泊しなければならないという制限があり、初めて大会以外の海外のホテルで隔離をしましたが、思った以上にホテルが綺麗で驚きでした。
 
 10週間の遠征の最後の大会で、自分が目指していたプレーを試合でやり切れずに結果を出せなかったことはとても残念でしたが、また新たに、自分の良いプレーを引き出すために必要なことがわかった試合でもありました。

 長い遠征の中で、無意識にできていたことがうまくいかなくなったり、同じように意識しているのにできなくなったりした時に、いかに良い状態に近づけられるか、勝ちにつなげるかを考えられることが、自分のプレーの波を減らすために大切だと感じました。

 今回の遠征で学んだことを1つでも次の試合で自信を持って戦えるように、次の遠征までもう1度しっかり準備をしたいと思います。

文●村松千裕
協力・選手に関するお問合せ●株式会社グラムスリー

◆村松千裕/ムラマツチヒロ
1998年5月22日生まれ。千葉県出身、左利き。7歳からテニスを始める。2020年全豪オープン予選初出場で初戦に勝利。21年には日本代表としてBJK杯を戦った。WTAキャリアハイ205位(2020年2月24日)。インスタグラム@muuuuu_cho

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