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海外テニス

21歳の西郷里奈がWTAツアー初挑戦で予選を突破!「本戦で戦えるのはすごく楽しみ」<SMASH>

赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

2022.09.19

ワイルドカードを生かし本戦出場を果たした西郷里奈。写真:スマッシュ編集部

ワイルドカードを生かし本戦出場を果たした西郷里奈。写真:スマッシュ編集部

 日本で開催される国際大会「東レPPOテニス2022」(本戦9月19日~25日/日本・有明コロシアム及び有明テニスの森公園/ハードコート/WTA500)。9月18日には予選決勝が行なわれ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した21歳の西郷里奈が、2-6、6-3、6-0で、村松千裕に勝利し本戦出場権を手に入れた。

 西郷の予選決勝の相手は360位の村松千裕で、予選1回戦では第1シードの77位の選手にフルセットの末に勝利している。西郷は現在629位だが、予選1回戦では246位の選手にストレート勝利。お互い上位選手から勝ち星を挙げての対戦となった。

 第1セットを2-6で落とした西郷だったが、「気持ち的には焦ってなかった」と言う。第2セットからは「自分の持ち味の鋭い攻めをもっと出していこう」と切り替えて臨み、1-3とリードされるものの「ここまで来たらやり通そう」と決意。なんと、そこから11ゲームを連取して、2時間39分で逆転勝利を果たした。

 629位の西郷にとって、普段は下部のITFツアーが主戦場だ。そんな彼女がなぜ初めて出場したWTAツアー500の大会で予選突破が可能だったのだろうか。4年前からTEAM自由が丘を拠点にしている西郷は、「基礎からしっかりやり始めた」と振り返る。そして何かを特別に変えたというよりは、「練習量を増やして、今までより細かいところまでやってきた積み重ね」だと言う。

 今年の5月にはクレーの1.5万ドルで優勝しており、「クレーでテニスの展開や相手との駆け引きができるようになってきた」と手ごたえを感じる一方で、「この前の遠征でマッチポイントから負けた試合が多くて、自分の気持ちが大事だと改めて感じた」との気付きも得た。
 
 その経験があったからこそ、今回のワイルドカードでの出場にも「チャレンジャーという気持ちよりも、今までの遠征でわかってきたことをやるという気持ち」で臨めている。

 基礎から作り直し、試合数をこなして学んでいく。地味だが強くなるには必要なことをしっかりとやってきたという自負が言葉からもうかがえた。

 本戦1回戦の相手はペトラ・マルティッチ(クロアチア/46位)に決まったが、気負いはない。「落ち着いてプレーして結果が付いてきたらいいなと思います。本戦という舞台で戦えるのはすごく楽しみです」と笑顔だ。試合は19日のセンターコート5試合目に組まれた。本戦でも鋭い攻めを貫き、台風の目となってほしい。

 なお、奈良くるみは予選決勝で敗退し、シングルスでのラストマッチを終えたが、ダブルスでは土居美咲とのペアでワイルドカードでの出場が決まっている。「マスクをしながら、頑張って声を出してくれているのは、ありがたいと思っています」と会見で話した奈良。ダブルスの試合では、多くの声援でサポートしよう。

文●赤松恵珠子(スマッシュ編集部)
 

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