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国内テニス

「テニスという素晴らしいスポーツに出逢えた事を誇りに思います」今西美晴が自身のSNSで現役引退を表明<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.09.29

全日本選手権大会をもって引退する今西美晴。最後の舞台でも彼女らしいプレーに期待だ。写真:塚本凛平(THE DIGEST写真部)

全日本選手権大会をもって引退する今西美晴。最後の舞台でも彼女らしいプレーに期待だ。写真:塚本凛平(THE DIGEST写真部)

 女子プロテニスプレイヤーの今西美晴が、9月23日に自身のツイッターで今年度の大会を終えた時点で引退することを表明した。

 今西は、2013年に国内最高峰の大会の一つである、全日本室内選手権を制覇し、その約1か月後にプロに転向。世界への第一歩を踏み出した。

 プロ転向のわずか2か月後には、早くもITF(国際大会)2万5千ドルで優勝。着実に上へと進むその歩みは、2014年11月には201位へと到り、100位台まであと一歩に肉薄した。翌15年の初夏、トレーニング中に足首を骨折し戦線を離れる苦しい時期を強いられるが、必死のリハビリを経て半年後には復帰し、2018年5月にはキャリアハイ187位をマークしている。

 軽快なフットワークと正確かつ鋭いストロークを武器に戦い、グランドスラム本戦には届かなかったが、全ての予選に出場を果たした。また、国内では2017年に全日本選手権シングルス優勝。2年連続3度目の決勝進出で、念願のタイトルを獲得している。

 今西は自身のツイッターで引退を表明し、今までのテニス人生を振り返り、応援してくれた方々へ感謝の想いを綴った。全文を紹介しよう。
 
 皆様にご報告があります。

 私、今西美晴は今年度(国民体育大会、全日本選手権大会、SBC Dream Tour Final)をもちまして現役引退する事を決断致しました。

 7歳の時に雨天でオートテニスに出逢い、約23年間。小学校、中学校はテニス以外の部活に入りながらテニススクールに通い練習。

 高校入学と共にスクールを辞め、テニス部に入部。高校3年生の時に全国高校選抜大会個人戦で優勝。高校卒業後、会社に入社。

 働きながらアマチュア選手として全日本室内選手権大会優勝。2年のアマチュア生活後、プロ転向し全日本選手権優勝(シングル、ダブルス、ミックスダブルス)。

 グランドスラム(全豪、全仏、全英、全米)予選出場する事が出来ました。テニスは楽しいだけではなく、怪我があったり苦しい時期もありましたが、そんな時にはいつも誰かが手を差し伸べてくださりました。

 コーチやトレーナー、応援して下さる皆様に支えて頂いたおかげで、ここまで続けてこれらました。これまでの私のテニス人生に携わって下さった皆様のお陰です。本当に心から感謝申し上げます。

 テニスを通じて自分を知る事ができ、世界を知る事ができ、まだまだ未熟者ですが人として成長する事ができました。そして、世界中の仲間と出逢い、国を越えてたくさんの人に応援して頂いた、テニスという素晴らしいスポーツに出逢えた事を誇りに思います。

 残りのテニス人生も私らしく!最後まで諦めず、見ている人の心を動かせるプレーが出来るように頑張ります。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】 【SBC Dream Tennis Tour 2022/第2戦】今西美晴、伊藤竜馬、阿部宏美ら上位入賞選手を一挙紹介!
 

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