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【全豪オープン】青山修子/柴原瑛菜が決勝進出!第2シードの強敵をストレートで撃破<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.01.27

四大大会では1年ぶりにペア組んだ青山(左)と柴原(右)は抜群のコンビネーションを駆使して難敵を退き決勝進出を果たした。(C)Getty Images

 現在開催されているテニス四大大会の一つ「全豪オープン」では、現地1月27日に女子ダブルス準決勝を実施。日本の青山修子/柴原瑛菜が6-2、7-6(7)のストレートで第2シードのコリ・ガウフ/ジェシカ・ペグラ(アメリカ)を破り決勝進出を果たした。

 四大大会では約1年ぶりにペアを再結成した青山と柴原のダブルスランキングは26位と23位。対する米国ペアはガウフが4位でペグラが7位。しかもシングルスでもペグラが3
位でガウフが7位をキープするまさに強敵だ。

 だが「(米国の)2人は良い選手ですが、私たち2人が良いプレーをすれば良い試合になると思います」と試合前に語っていた青山の言葉どおり、日本ペアは抜群のコンビネーションでトップ10ペアを翻弄する。
 ペグラのサービスで始まった第1セットで青山/柴原は、第1ゲームからブレークに成功すると4ゲームを連取して相手にペースを与えず。テンポのいいコンビネーションを駆使してわずか27分でセットカウントを1-0とした。

 このまま青山/柴原が突き進むと思われた第2セットは、打ち合いに定評のある米国ペアが繰り出すパワフルなストロークの前に立ち上がりから3ゲームを失う。だが、「試合を重ねるごとに連係が良くなっている」(柴原)日本ペアも負けじと3ゲームを奪い返して流れを渡さず。

 すると一進一退を繰り返した第2セットはタイブレークに突入。ブレーク合戦の様相を呈するなか、日本ペアは3度にわたるセットポイントをしのいで7-7とすると、逆にそこから2ポイントをもぎ取り9-7として接戦に終止符を打った。

「いつかは2人でグランドスラム(四大大会)の決勝に出たい」と以前から口にしていた青山と柴原。その夢を叶えた2人を待ち構えるのは、第1シードのカテリナ・シニアコワ/バルボア・クレイチコワ(チェコ)。ダブルス世界ランキング1位と2位を占めるトップ・オブ・トップ。青山と柴原が「現在一番強く、対戦したいと思っているペア」である。

 悲願の頂点まであと一つ。青山と柴原が夢の舞台で歓喜に包まれる姿を期待したい。

構成●スマッシュ編集部

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