海外テニス

ウインブルドン優勝8回のフェデラーが今度は解説者として聖地降臨へ<SMASH>

中村光佑

2023.02.05

圧倒的な強さから「芝の帝王」と呼ばれたフェデラー氏が英BBCのコメンテーターとして再びウインブルドンを訪れる日がきそうだ。(C)Getty Images

 昨年9月のレーバー・カップで栄光のキャリアに別れを告げた男子テニス元世界王者のロジャー・フェデラー氏(スイス/41歳)が、今年7月3日から開催されるテニス四大大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/芝)で英国公共放送『BBC』のコメンテーターとして帰ってくる可能性が高まっている。

 グランドスラム(四大大会)で挙げた計20勝のうち、ウインブルドンで史上最多8度の優勝を誇るフェデラー氏については、昨年10月下旬にも「ウインブルドンでコメンテーターとしてデビューを飾るかもしれない」と大々的に報じられていた。
 
 そしてこのほど英メディア『The Telegraph』が配信した記事によると、現在同氏はBBCで同大会の解説を行なうことについて「協議を進めている」という。
 
 引退を発表した際には「これからもテニスとの関わりを保ち続ける」と宣言していたフェデラー氏。以前受けた海外メディアのインタビューでは「コメンテーターやジャーナリストといった仕事をすることはないだろうと思っていた」と明かしていた。

 一方で、「風変わりな試合の解説をして、そのような形で(テニス界やウインブルドンに)恩返しをする。その姿を自分自身で想像できれば、もしかするとコメンテーターになることもあるかもね」とも語っていた。

 すでに話し合いを進めているとなれば、フェデラー氏がコメンテーターの仕事に高い関心を示していたのは間違いないだろう。5カ月後には聖地ウインブルドンでテニス界の英雄の"名解説"が聞けるかもしれない。今後の動向にはファンからも注目が集まりそうだ。

文●中村光佑
 
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