テニス四大大会の一つである「全仏オープン」(フランス・パリ)で史上最多となる通算14度の優勝を誇るラファエル・ナダル(世界ランク14位/スペイン)だが、開幕まで2週間を切った大舞台への出場がいよいよ怪しくなってきた。
本来ならば前哨戦でコンディションを整えながら全仏本番を迎えるのがナダルのスタイルである。しかし、今年は1月の全豪オープンで左股関節を負傷して以降は戦線を離脱。現在まで約4ケ月にわたり治療に専念している。
復帰が期待されていた欧州クレーコート・シーズンに入っても、「モンテカルロ・マスターズ」(4月9日~16日/モナコ・モンテカルロ)と「マドリード・オープン」(4月26日~5月7日/スペイン・マドリード)を欠場。5月に入っても「状況は改善されつつあるが、適応するにはまだ時間がかかる」として、「イタリア国際」(5月10日~21日/イタリア・ローマ)へのエントリーも見送った。
仏紙『レキップ』によれば、5月28日に開幕する全仏に向けた数少ない調整のチャンスと思える下部大会「ボルドー・チャレンジャー」(5月14日~20日/フランス・ボルドー)が、ナダルにワイルドカード(主催者推薦)を提案したものの、ナダル側はこれを辞退したという。
ボルドー大会のディレクター、ジャン・バティスト・パーラン氏は「ナダルの代理人にワイルドカードを提案した。彼(代理人)は、ナダルが自宅で準備を続けていることや、まだ準備しきれてないこと、そして全仏オープンに間に合うように時間との戦いを強いられていることなどを丁寧に教えてくれた」と『レキップ』に語っている。
前哨戦出場の可能性が無くなってきたことで、全仏に出る場合はぶっつけ本番となることが予想されるナダル。しかも約4カ月のブランクを経てである。
振り返れば昨年の全仏では、足の神経に直接痛み止めを打ちながら戦い続けて14度目の優勝を達成してみせた。過去に何度も挫折を味わってきては復活してきた偉大なチャンピオンは、果たしてローランギャロスのコート上で37回目の誕生日を迎えることができるのか。多くのテニスファンが注目している。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】全仏オープン2022で優勝したナダルほか、男子選の厳選写真を一挙公開!
本来ならば前哨戦でコンディションを整えながら全仏本番を迎えるのがナダルのスタイルである。しかし、今年は1月の全豪オープンで左股関節を負傷して以降は戦線を離脱。現在まで約4ケ月にわたり治療に専念している。
復帰が期待されていた欧州クレーコート・シーズンに入っても、「モンテカルロ・マスターズ」(4月9日~16日/モナコ・モンテカルロ)と「マドリード・オープン」(4月26日~5月7日/スペイン・マドリード)を欠場。5月に入っても「状況は改善されつつあるが、適応するにはまだ時間がかかる」として、「イタリア国際」(5月10日~21日/イタリア・ローマ)へのエントリーも見送った。
仏紙『レキップ』によれば、5月28日に開幕する全仏に向けた数少ない調整のチャンスと思える下部大会「ボルドー・チャレンジャー」(5月14日~20日/フランス・ボルドー)が、ナダルにワイルドカード(主催者推薦)を提案したものの、ナダル側はこれを辞退したという。
ボルドー大会のディレクター、ジャン・バティスト・パーラン氏は「ナダルの代理人にワイルドカードを提案した。彼(代理人)は、ナダルが自宅で準備を続けていることや、まだ準備しきれてないこと、そして全仏オープンに間に合うように時間との戦いを強いられていることなどを丁寧に教えてくれた」と『レキップ』に語っている。
前哨戦出場の可能性が無くなってきたことで、全仏に出る場合はぶっつけ本番となることが予想されるナダル。しかも約4カ月のブランクを経てである。
振り返れば昨年の全仏では、足の神経に直接痛み止めを打ちながら戦い続けて14度目の優勝を達成してみせた。過去に何度も挫折を味わってきては復活してきた偉大なチャンピオンは、果たしてローランギャロスのコート上で37回目の誕生日を迎えることができるのか。多くのテニスファンが注目している。
構成●スマッシュ編集部
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