全国の頂点に立ったペアには副賞としてオーストラリア旅行がプレゼントされる冬恒例のビッグイベント、「ヨネックスレディースチャレンジカップ」全国決勝大会。今年は11月29日と30日の２日間にわたって、神奈川県横浜市の横浜国際プールで盛大に開催された。

　今年で19回目を迎えた今大会には全国各地区の予選を勝ち抜いた51ペア（102名）が一堂に集結。大会初日は３ペアずつ17ブロックに分かれたリーグ戦を戦い、翌日はリーグ戦の結果をもとにした順位別トーナメントが行なわれた。

　オーストラリア旅行の対象となる１位トーナメントの決勝は、東京代表の遠藤千春／遠藤愛実ペアと岐阜代表の福田晴香／内田理沙ペアが対決。

　試合は第３ゲームまで互いにサービスキープが続いたものの、時間の経過とともに遠藤／遠藤ペアがギアを上げていく。コントロールされたストロークでエースを連発したと思うと、大事な場面ではポーチボレーやスマッシュを沈めた。終わってみれば遠藤／遠藤ペアが6-1で福田／内田ペアを振り切って頂点に立った。

　最後のポイントが決まった瞬間、抱き合って優勝を喜んだ遠藤／遠藤ペア。「緊張していたので、とにかく声を出すことを心がけました」と語る二人。全国大会優勝の称号とともにオーストラリア行きを決めて「メチャメチャうれしい！」、「最後まで楽しくプレーできました」と笑顔が弾けた。

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  　これまで戦ったことのない全国レベルのペアとゲームができるため貴重な経験値を得られる本大会。また大会前日にはレセプションパーティーも用意され、今回は全仏オープン2022混合複優勝の柴原瑛菜選手、元世界21位の浅越しのぶプロや、若手注目男子の望月慎太郎選手がゲスト出演して大盛り上がりした。

　さらに大会２日目には、新製品の試打会を兼ねたチャレンジマッチも開催。お相手するのは兼城悦子プロと小畑沙織プロ。30－30から２ポイント先取のダブルスミニゲームで、勝てばヨネックスのグリップテープをもらえる上に、プロとの記念写真も撮ってもらえるとあって参加ペアは気合十分。「試合より緊張する！」と言いながらも、滅多に経験できないプロとの戦いを堪能した。



　試合に勝っても負けても楽しさ満載のビッグイベント「ヨネックスレディースチャレンジカップ2023」。ヨネックス愛好家のレディースのみなさん、興味のある方は「2024年大会」に挑戦してはいかがでしょうか。大会ではお洒落な皆様のために、ベストドレッサー賞も用意してあります

構成●スマッシュ編集部

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