男子テニス元世界ランク13位のニック・キリオス(オーストラリア)が12月9日に自身の有料ソーシャルメディアプラットフォーム「Onlyfans」を通じ、来年1月に母国で開催されるシーズン最初の四大大会「全豪オープン」(1月14日~28日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)をケガにより欠場すると正式に発表した。
昨年10月の「ジャパン・オープン」(日本・東京/ATP500)準々決勝を棄権して以降は度重なる故障に悩まされている28歳のキリオス。今年6月に行なわれた「ボス・オープン」(ドイツ・シュツットガルト/ATP250)の1回戦でようやく復帰を果たすもケガが完治せず再び戦線を離脱し、10月中旬には世界ランキングも消滅してしまった。
ちなみにキリオスは今年1月の全豪もヒザのケガで出場辞退を余儀なくされたため、メルボルンでプレーできないのは2年連続となる。22年大会では同郷の親友タナシ・コキナキス(シングルス65位)と組んだ男子ダブルスで四大大会初優勝を成し遂げたキリオスにとって、またしても思い出の舞台に戻ってこられなくなったのは心底つらいものだろう。
キリオスは「Onlyfans」を通じて以下のように無念の思いを伝えている。
「非常に残念なことだが、2024年の全豪オープンには出場できない。もちろん、胸が張り裂けるような思いだ。全豪には素晴らしい思い出がたくさんある」
それでも最後には「また自分のプレーをトップレベルまで戻して、正しいパフォーマンスをしたいと思っている。それにはもう少し時間が必要だ」とコメント。万全の状態で復帰できるようじっくりと準備していく意思を示した。
高度なスキルに裏打ちされたダイナミックなプレーと、歯に衣着せぬ物言いでファンを魅了してきたキリオス。また彼がコートに立つ姿を1日も早く見たいものだが、とにかく今は焦らずリハビリに励んでほしい。
文●中村光佑
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昨年10月の「ジャパン・オープン」(日本・東京/ATP500)準々決勝を棄権して以降は度重なる故障に悩まされている28歳のキリオス。今年6月に行なわれた「ボス・オープン」(ドイツ・シュツットガルト/ATP250)の1回戦でようやく復帰を果たすもケガが完治せず再び戦線を離脱し、10月中旬には世界ランキングも消滅してしまった。
ちなみにキリオスは今年1月の全豪もヒザのケガで出場辞退を余儀なくされたため、メルボルンでプレーできないのは2年連続となる。22年大会では同郷の親友タナシ・コキナキス(シングルス65位)と組んだ男子ダブルスで四大大会初優勝を成し遂げたキリオスにとって、またしても思い出の舞台に戻ってこられなくなったのは心底つらいものだろう。
キリオスは「Onlyfans」を通じて以下のように無念の思いを伝えている。
「非常に残念なことだが、2024年の全豪オープンには出場できない。もちろん、胸が張り裂けるような思いだ。全豪には素晴らしい思い出がたくさんある」
それでも最後には「また自分のプレーをトップレベルまで戻して、正しいパフォーマンスをしたいと思っている。それにはもう少し時間が必要だ」とコメント。万全の状態で復帰できるようじっくりと準備していく意思を示した。
高度なスキルに裏打ちされたダイナミックなプレーと、歯に衣着せぬ物言いでファンを魅了してきたキリオス。また彼がコートに立つ姿を1日も早く見たいものだが、とにかく今は焦らずリハビリに励んでほしい。
文●中村光佑
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