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【どうすればプロテニス選手になれる? 第8回】ジュニア期の海外経験│後編<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.12.30

海外留学はリスクもあるので覚悟が必要だと内山。写真は複で優勝した2017年ジャパンOP。(C)Getty Images

海外留学はリスクもあるので覚悟が必要だと内山。写真は複で優勝した2017年ジャパンOP。(C)Getty Images

 錦織圭などの活躍以降、「テニス選手になりたい!」「子どもをテニス選手にさせたい!」と考えているジュニアや親が多くなりました。しかし、根本的な問題として、どうすればテニス選手になれるのでしょうか? プロになるまでの道筋を詳しく紹介していきます。

 今回は、前回に引き続きジュニア期の海外経験について。解説は、プロとしてツアーを回り、引退後はMTSテニスアリーナ三鷹を運営しながらコーチとして選手を指導している増田健太郎氏です。さらに、テニス留学経験者の内山靖崇プロ、奈良くるみプロにも話を聞きました。

◆  ◆  ◆

海外経験には困難も付いてくる

 内山も奈良も海外の留学経験を生かしてプロになっていますが、海外留学は簡単なことばかりではありません。奈良は、「その時期は特に女の子にとっては、海外で1人というのは大変だと思うので、親御さんのサポートがすごく大切になってくると思います。また、その時期にどれだけテニスが楽しくできるかというのは大事なことだと思います」と言います。
 
 男子よりも女子の方が、12、13歳から1人で海外生活するのは難しいという話は聞きます。理想的にはシャラポワのように親が一緒にその留学先で生活することなのですが、これこそ実現できる家庭は少数になってくるでしょう。この場合の親のサポートとは、海外で1人で頑張っている子どもの精神面でのサポートです。留学先のテニスの指導について親が口を出し始めると、うまくいかないことが多くなるので気を付けてください。

 女子よりは成功する可能性が高いとは言え、男子にとっても簡単な道のりではありません。内山は「海外に行くということは、その期間は日本での教育は受けないので、それだけのリクスはあります。覚悟は必要だと思います。行けば強くなるというものではないので、行った先で強くなるという気持ちを持ち続けるのが肝心だと思います」と注意を促します。

 海外留学は得られるものも多いぶん、困難もあるということは理解しておきましょう。子どもの性格や嗜好が影響してきますので、長期留学する前に1度短期留学で適性を見てからの方が失敗が少なくなると思います。
 
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