専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外テニス

錦織圭、全仏オープン直前大会「ジュネーブ・オープン」の出場選手リスト入り!<SMASH>

中村光佑

2024.04.26

思うようにコンディションが整わない錦織が全仏オープン直前に開催されるジュネーブ・オープンの出場者リストに名を連ねた。(C)Getty Images

思うようにコンディションが整わない錦織が全仏オープン直前に開催されるジュネーブ・オープンの出場者リストに名を連ねた。(C)Getty Images

 5月19日から開催される男子テニスツアー「ゴーネット・ジュネーブ・オープン」(スイス・ジュネーブ/クレーコート/ATP250)は4月23日に出場選手リストを公開。度重なるケガからの完全復活を期す元世界ランク4位の錦織圭(現358位)が、プロテクトランキング(負傷離脱前の順位でエントリーできる救済措置)48位で参戦すると発表した。

 昨年7月から左ヒザの故障でツアーを離れていた錦織は、3月下旬に行なわれた「マイアミ・オープン」(WTA1000)で約8カ月ぶりにカムバック。復帰戦となった1回戦でセバスチャン・オフナー(オーストリア/大会時40位)に3-6、4-6で敗れたものの、随所に錦織らしい多彩なプレーを披露した。

 ところが、クレーシーズンに入ってからは現在開催中の「マドリード・オープン」(4月24日~5月5日/ATP1000)を含め出場予定の大会のキャンセルが相次いでいる。

 現状ではチャレンジャー(下部大会)を回る意欲を示しているが、来週開催の「クレディ・アグリコル・エクスプロバンス・オープン」(4月30日~5月5日/フランス・エクサンプロバンス/CH175)はすでに欠場を表明。先日エントリーした「ドナウ・アッパー・オーストリアオープン」(5月6日~12日/オーストリア・マウトハウゼン/CH100)も実際に出場できるかは微妙な状況だ。
 
 先行きが不透明な中で錦織がジュネーブ・オープンの参戦を決めたのは、プロテクトランキングでの出場を予定している今季2つ目の四大大会「全仏オープン」(5月26日~6月9日/フランス・パリ)が、その翌週に開幕することと関係していると見られる。全仏までに最低でも1度はツアーレベルでプレーしておきたいという狙いがあるのではないだろうか。

 なお今年のジュネーブ・オープンは、クレーを得意とするキャスパー・ルード(ノルウェー/6位)、テイラー・フリッツ(アメリカ/13位)、ベン・シェルトン(アメリカ/15位)など名だたるトップ選手がエントリーリストに名を連ねている。もちろん無理は禁物だが、その中で錦織がプレーする姿をぜひとも見たいところ。とにかく今は1日も早く身体の状態が良くなることを願うばかりだ。

文●中村光佑


【連続写真】スイング中に時間のズレを調節する、錦織圭のジャックナイフ

【関連記事】錦織圭、5月6日開幕のオーストリア大会へ!「並外れた功績を持つアスリートを招待できることをうれしく思う」と主催者

【関連記事】錦織圭がバルセロナに続きマドリードOPも欠場!「直近すぎるので辞退せざるを得ません」
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号