専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外テニス

大坂なおみの2020年シーズンは白星スタート! 世界23位に瀬戸際から逆転勝ち【テニス・ブリスベン国際】

スマッシュ編集部

2020.01.07

大坂のパワフルなフォアハンド(写真は昨年のWTAファイナルズ)。(C)Getty Images

大坂のパワフルなフォアハンド(写真は昨年のWTAファイナルズ)。(C)Getty Images

 女子テニスのツアー開幕戦の1つ、ブリスベン国際(オーストラリア・ブリスベン/WTAプレミア)は、1月7日に1回戦の残りが行なわれ、大坂なおみが第3シードとして登場。マリア・サッカリ(ギリシャ)を6-2、6-7(4)、6-3で下し、2020年シーズンを白星でスタートした。

 WTAランキング4位の大坂に対し、サッカリは23位。過去の対戦成績は18年に1勝1敗、19年は大坂が1勝とリードするが、その2勝はいずれもフルセットの接戦で、シーズン初戦の相手としては難敵と言える。そのデータが示す通り、試合は今回ももつれた。

 大坂は第1セット第4ゲームで2本のブレークポイントを握られるが、それを切り抜けると一気に波に乗る。サッカリの伸びのあるストロークをものともせず、先にパワーショットを打ち込んで相手の足を止め、確実にコーナーを突いてウイナーを奪取。相手サービスを立て続けにブレークして6-2で第1セットを奪った。
 
 しかし第2セットに入るとサッカリも粘りを見せる。ロングラリーを増やして大坂のミスを誘い、互いにキープを続けてタイブレークへ。この正念場で一段ギアを上げたサッカリが7-4でセットを奪い、試合は振り出しに戻った。

 ファイナルセットは流れが二転三転するシーソーゲーム。立ち上がりで大坂はラブゲームでサービスダウン。相手のキープで0-2とされ、万事休したかに思えた。しかし第4ゲームでブレークバックすると息を吹き返し、再びショットの精度が上がってくる。要所でサービスエースも飛び出し、6-3で大坂が激戦をモノにした。試合時間は2時間7分。一度流れを失っても立て直して勝つ展開は、好調時の大坂によく見られた形だ。

 大坂の2回戦の相手は、WTA14位のソフィア・ケニン(アメリカ)。昨年ツアー3勝を挙げている伸び盛りの21歳で、8月には途中棄権ながら大坂も苦杯を喫している。リベンジなるか、大坂の今季を占う上でも目が離せない一戦となる。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】大坂なおみ、成長を遂げた19年シーズンを写真で振り返る!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号