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ナダル、全米オープンテニス欠場を発表!過去4度優勝の大会だが「自分の100%を出し切れない」と断念<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.08.08

過去4度の優勝を誇る全米オープンへの出場を自身のコンディションを理由に欠場することを発表したナダル。(C)Getty Images

 元世界1位のラファエル・ナダル(現159位)は現地8月7日、テニス四大大会の「全米オープン」(8月26日~9月8日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)を欠場することを自身のSNSを通じて発表した。

 全米オープンでは通算4度の優勝を誇るナダルだが、38歳を迎えた元王者は近年ケガに悩まされ思うようにプレーできず、今季限りの引退を示唆している。

 とはいえ「パリ五輪」では、シングルスと男子ダブルスの2種目に出場。シングルスは2回戦で今大会で優勝しているノバク・ジョコビッチ(セルビア/同2位)に敗れるも、同郷の逸材カルロス・アルカラス(スペイン/同3位)とのダブルスではベスト8進出を果たし「コートにいる間は全力を尽くせた」と戦いを振り返っていた。

 だが、以前から「勝てる可能性がなければ大会にはエントリーしない」ことを公言しているナダルにとって、パリ五輪から約4週間後に行なわれる全米オープンへの対応は難しいようだった。

 2019年の全米オープンで優勝した際のカップ写真とともに公開され今回のメッセージには、以下のように思いが綴られていた。
 
「皆さん、こんにちは。今日は素晴らしい思い出の場所である今年の全米オープンへの出場を断念したことを皆さんにお伝えします。ニューヨークのアッシュで行なわれた、あのエレクトリックで特別なナイト・セッションが恋しくなるけど、今回は自分の100%を出し切れないと思う。特にアメリカのファンのみんな、ありがとう。いつも素晴らしい全米オープンが開催されることを祈っている!」

 そして今後については、「次の大会はベルリンで行なわれるレーバー・カップだ」とメッセージを締めくくった。

「レーバー・カップ」(男子団体戦)といえば、ナダルのライバルで大親友でもあるロジャー・フェデラー氏が2022年に現役最後の試合をした大会であり、その際はナダルとダブルスを組んで選手生活にピリオドを打った。シーズン最後の四大大会である全米オープンの欠場を余儀なくされたナダル。その次なる戦いが9月20日に開幕する「レーバー・カップ」となったが、果たしてどうなるのか。

構成●スマッシュ編集部

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【画像】ナダルによる全米オープン欠場に関するメッセージ

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