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海外テニス

全米オープンテニス、賞金総額が史上最高の110億円にアップ!シングルス優勝賞金も5億3000万円<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.08.09

賞金総額が前年よりもアップしたことで優勝賞金のほか、早期敗退選手の賞金も増額された(写真は2023年女子単優勝のC・ガウフ)。(C)Getty Images

賞金総額が前年よりもアップしたことで優勝賞金のほか、早期敗退選手の賞金も増額された(写真は2023年女子単優勝のC・ガウフ)。(C)Getty Images

 テニス四大大会「全米オープン」(8月26日~9月8日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート/グランドスラム)の主催者が、現地8月7日に今大会の賞金額を発表。総額は昨年より1000万ドル増え、テニス史上最高の7500万ドル(約110億2500万円)となった。男女シングルスの優勝賞金は、昨年より60万ドル増の360万ドル(約5億2920万円)だ。

 以前から四大大会の賞金増額がたびたび話題になっているが、2012年以降は優勝者が得る賞金よりも早期敗退者が得る賞金の方が高い比率で増額されている。これには上位進出した選手の賞金と早いラウンドで敗れた選手の賞金の格差を小さくする狙いがある。

 今回の全米オープンも例外ではない。シングルス1回戦出場の賞金は、5年前の5万8000ドルから72%アップし、初めて10万ドル(約1470万円)の大台に到達。予選決勝で敗れても、同じく5年前から63%アップの5万2000ドル(約764万円)が手に入る。トップ選手に比べて経済的な余裕のないランキングの選手にとって、予選や早いラウンドの賞金増額は大きなサポートとなるだろう。

 男女シングルスの優勝賞金も、昨年より60万ドル増の360万ドル(約5億2920万円)となったが、5年前は385万ドルともっと多かった。コロナ禍の2020年に300万ドル、2021年に250万ドルと減額された一方、早期敗退者の賞金は上昇していた。
 
【全米オープン2024/主な賞金額】

◆シングルス/128ドロー(男女共通)
優勝者:360万ドル(約5億2920万円)
準優勝者:180万ドル(約2億6460万円)
準決勝進出者:100万ドル(約1億4700万円)
準々決勝進出者:53万ドル(約7791万円)
4回戦進出者:32万5000ドル(約4777万円)
3回戦進出者:21万5000ドル(約3160万円)
2回戦進出者:14万ドル(約2058万円)
1回戦出場:10万ドル(約1470万円)
予選3回戦進出者:5万2000ドル(約764万円)
予選2回戦進出者:3万8000ドル(約558万円)
予選1回戦出場:2万5000ドル(約367万円)

◆ダブルス/64ドロー(男女共通)
優勝者:75万ドル(約1億1025万円)
準優勝者:37万5000ドル(約5512万円)
準決勝進出者:19万ドル(約2793万円)
準々決勝進出者:11万ドル(約1617万円)
3回戦進出者:6万3000ドル(約926万円)
2回戦進出者:4万ドル(約588万円)
1回戦出場:2万5000ドル(約367万円)

◆ミックスダブルス/32ドロー
優勝者:20万ドル(約2940万円)
準優勝者:10万ドル(約1470万円)
準決勝進出者:5万ドル(約735万円)
準々決勝進出者:2万7500ドル(約367万円)
2回戦進出者:1万6500ドル(約242万円)
1回戦出場:1万ドル(約147万円)

構成●スマッシュ編集部

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