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海外テニス

パリ五輪テニス銀メダルのアルカラスがラケットを激しく叩き付け破壊!「自分自身をコントロールできなかった」<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.08.17

「シンシナティ・オープン」2回戦のモンフィス戦。第3セットでラケットを4度コートに叩き付けたアルカラスは、流れを変えられず敗退となった。(C)Getty Images

「シンシナティ・オープン」2回戦のモンフィス戦。第3セットでラケットを4度コートに叩き付けたアルカラスは、流れを変えられず敗退となった。(C)Getty Images

 こみ上げる怒りを抑え切れず、パリ五輪の銀メダリストがラケットを叩き壊した。

 現地8月16日、男子テニスのマスターズ1000大会「シンシナティ・オープン」(8月12日~19日/アメリカ・シンシナティ/ハードコート)のシングルス2回戦が行なわれ、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界3位)が、ガエル・モンフィス(フランス/同46位)と対戦。6-4、6-7 (5)、4-6で敗退した。

 15日夜に始まったこの試合は、アルカラスが第1セットを先取し、第2セットはタイブレークへもつれ込む。1-3とモンフィスにリードされたところで雨天中断となり、そのまま翌16日への順延となっていた。試合が再開されると、アルカラスはタイブレークを落とし1セットオールに追いつかれ、勝負の第3セットでは、第3ゲームで先にブレークを許す展開に。

 そして、直後の第4ゲーム。ブレークバックのチャンスを握りながらもモンフィスにキープをされてしまう。すると、アルカラスが珍しく怒りを爆発させ、ラケットをコートに4度激しく叩き付け破壊。その後もアルカラスは流れを変えられず、逆転負けを喫した。
 
 試合後の記者会見ではモンフィスとの試合を「自分のキャリアの中で、最悪の試合だった」と振り返ったアルカラス。ラケットを破壊した場面を次のように語った。

「ラケットを壊したいと思うことがあった。今までは、自分自身をコントロールすることができたし、イライラしている状況でもうまくいくことがあったんだ。

 今日は、自分自身をコントロールできなかった。 多くの選手がキャリアの中である瞬間に自分をコントロールできなくなることがあるんだ。僕にとってもそういう瞬間だった」

 また約1週間後に控える「全米オープン」(8月26日~9月8日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)に向けては、「ニューヨークに行って、あのコートに慣れるためにしっかり練習しようと思う。そして、この試合のことは忘れようと思う。今日の中から良いことを見つけるのは不可能だと思うから」と意欲を示した。

 なお勝利したモンフィスは、その日にダブルヘッダーとなり、第15シードホルガー・ルネ(デンマーク/同16位)に6-3、3-6、4-6で3回戦敗退となった。

構成●スマッシュ編集部

【動画】アルカラスのラケット破壊シーン

【画像】アルカラスは銀メダル! パリオリンピックのテニス競技のメダリストたち

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