海外テニス

チチパスがチャットGPTに“ロースト”を依頼。その回答に「恐ろしいほど正確だ」「ユーモアのセンスも光ってる」と大反響<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.08.21

チャットGPTにローストを依頼し、その回答を公開したチチパス。本人はどう感じているのだろうか。(C)Getty Images

 男子テニス世界ランク11位のステファノス・チチパス(ギリシャ)が、8月20日に自身の公式X(@steftsitsipas)でチャットGPTの回答を公開して話題になっている。

 チャットGPTとは、テキストで質問を入力すると回答を返してくれる生成AIサービスで、幅広い分野に対応し、まるで人間と会話しているかのような対話形式が繰り広げられるため、利用者も増えている。

 チチパスは、このチャットGPTで自分を"ロースト"してほしいと依頼し、その回答を公開した。ローストとは、生成AIサービスを用いて自身のXアカウントや投稿内容をユーモアを交えて分析・解析する用語だ。

「ステファノス・チチパス:実際にしっかりしたセカンドサービスを打つより、ツイッターで哲学を語っている時間の方が長い男。彼は、チェンジオーバーをギリシャ神話の講義に変え、靴紐をほどいたままコートに戻って来ることができる唯一のプレーヤーだ。インスタグラムのキャプションを完成させる時間を減らし、バックハンドのスライスにもっと時間をかけていれば、今頃はもう少しトロフィーを獲得していたかもしれない。しかし、彼のフォアハンドが時折どの方向に飛んでいくのか忘れてしまうとしても、少なくとも髪型の勝負では勝っている」
 
 この何とも言えない回答に「恐ろしいほど正確だ」、「チャットGPTが親切でなかったら、もっとひどいことになっていたかもしれない」、「情報が正確なだけでなくユーモアのセンスも光ってる」、「試合前に必ずこれを読むべきだ」、「チチパス手厳しくローストされる」などと盛り上がっている。また、「この回答をどう感じているの?」という質問もあり、チチパスの感想も気になるところだ。

 そんなチチパスは、今月初旬に「ナショナルバンク・オープン」(カナダ・モントリオール/ATP1000)の2回戦で錦織圭に敗退後、長年タッグを組んでいた父親との師弟関係を解消し、デビスカップ(男子国別対抗戦)でギリシャ代表のキャプテン(監督)を務めるディミトリス・チャツィニコロウ氏を臨時で招聘した。先週行なわれた「シンシナティ・オープン」(アメリカ・シンシナティ/ATP1000)に帯同し、26日に開幕する四大大会「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)でもサポートを受ける予定のようだ。

 なお、チチパスは全米オープンにこれまで6回出場したが、最高成績は2020年と21年の3回戦で、それ以外は1~2回戦止まりだった。その他の四大大会の戦績は、21年の全仏オープンと23年の全豪オープンの準優勝で、タイトルはまだ獲得していない。

 新たな師弟関係での今回の活躍ぶりに期待したい。

構成●スマッシュ編集部

【関連記事】父の指導から離れたチチパスが臨時コーチをツアーに帯同。ギリシャのデ杯監督で、継続的に組む可能性も<SMASH>

【連続写真】次代の王者候補チチパスが放つ世界最強レベルの片手バックハンド

【PHOTO】チチパスをはじめ全仏オープン2024で奮闘した男子選手たち
NEXT
PAGE
【画像】チチパスがXで公開したチャットGPTの回答原文

RECOMMENDオススメ情報