既報のとおり、元世界ランク1位の大坂なおみ(現88位)がテニス四大大会「全米オープン」の2回戦でカロリーナ・ムチョバ(チェコ/同52位)に3-6、6-7(5)で敗れた。
この試合を「センターコートの審判台の真後ろから観戦した」という日本テニス界レジェンドの松岡修造氏が、8月30日に自身の公式インスタグラム(@shuzo_dekiru)で熱い気持ちと大坂へのメッセージを長文で綴っている。
「正直に言います。試合中も、そして今も胸が苦しくて仕方がありません。なおみさんの気持ちを思うと、ただただ苦しくなります。
なおみさんは出産後に今年の全豪オープンから復帰。ただ、なおみさんの思うような結果になっていません。
出産前にインタビューしたとき、『修造、私はこれから8つのグランドスラム、オリンピックを含め優勝する』と、覚悟を持って話していました。そして、それを実現すべく娘さんと共にテニスに全てをかけてきました」
「今、はっきりと言えることがあります。彼女のテニスは素晴らしいです。なおみさんも言っているように、フィットネス、動きに関しても、以前全米オープンで優勝した時よりも良くなっています。
ただ、今年の全仏では、世界ナンバーワン相手に、あともう少しのところまで追い詰めながら敗退。パリオリンピックも素晴らしいテニスをしていながら、1つのきっかけで自分を見失うという状況。その中で我慢しながらここまでやってきました。
ニューヨーク、ここでは何かが起きるはず。なおみさんにとって、2回優勝した全米オープンは私を変えてくれる場所、この1年我慢してきたテニスが開花するはずだと信じていたと思います。僕も同じ思いでした。
1回戦勝利後にインタビューしたとき、『修造2週間後に会いましょう』と彼女から出てきたある意味優勝宣言ともとれる言葉に、僕も大きな可能性を感じていました。
ただ、ムチョバ選手は、昨年全仏で準優勝、全米でもベスト4に入った実力者。ネットプレイを含め、素晴らしいプレイをしたのは確かです。
そんな中、第2セットは、なおみさんが窮地に追い込まれた中で挽回。相手のサーブをブレイクし、5−4、40−0とセット奪取まであと1ポイントという状況。今までのなおみさんなら一気に勝利への階段を登っていったはずです。
しかし、目の前で見たなおみさんは、僕の知っているなおみさんではありませんでした」
この試合を「センターコートの審判台の真後ろから観戦した」という日本テニス界レジェンドの松岡修造氏が、8月30日に自身の公式インスタグラム(@shuzo_dekiru)で熱い気持ちと大坂へのメッセージを長文で綴っている。
「正直に言います。試合中も、そして今も胸が苦しくて仕方がありません。なおみさんの気持ちを思うと、ただただ苦しくなります。
なおみさんは出産後に今年の全豪オープンから復帰。ただ、なおみさんの思うような結果になっていません。
出産前にインタビューしたとき、『修造、私はこれから8つのグランドスラム、オリンピックを含め優勝する』と、覚悟を持って話していました。そして、それを実現すべく娘さんと共にテニスに全てをかけてきました」
「今、はっきりと言えることがあります。彼女のテニスは素晴らしいです。なおみさんも言っているように、フィットネス、動きに関しても、以前全米オープンで優勝した時よりも良くなっています。
ただ、今年の全仏では、世界ナンバーワン相手に、あともう少しのところまで追い詰めながら敗退。パリオリンピックも素晴らしいテニスをしていながら、1つのきっかけで自分を見失うという状況。その中で我慢しながらここまでやってきました。
ニューヨーク、ここでは何かが起きるはず。なおみさんにとって、2回優勝した全米オープンは私を変えてくれる場所、この1年我慢してきたテニスが開花するはずだと信じていたと思います。僕も同じ思いでした。
1回戦勝利後にインタビューしたとき、『修造2週間後に会いましょう』と彼女から出てきたある意味優勝宣言ともとれる言葉に、僕も大きな可能性を感じていました。
ただ、ムチョバ選手は、昨年全仏で準優勝、全米でもベスト4に入った実力者。ネットプレイを含め、素晴らしいプレイをしたのは確かです。
そんな中、第2セットは、なおみさんが窮地に追い込まれた中で挽回。相手のサーブをブレイクし、5−4、40−0とセット奪取まであと1ポイントという状況。今までのなおみさんなら一気に勝利への階段を登っていったはずです。
しかし、目の前で見たなおみさんは、僕の知っているなおみさんではありませんでした」