全国各地の予選を勝ち抜いたジュニアたちが頂点を目指す大会「ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権2024」が8月26日から9月6日まで有明テニスの森公園テニスコートで開催。大会6日目を迎えた31日には、男女12歳以下の単複決勝が行なわれた。
男子決勝は、第1シードのオトリエ龍馬(関東/Team Rise)が、第2シードの石部宝之助(関東/TY町田ジュニアテニス)を6-4、6-3のストレートで破り優勝を飾った。
決勝の相手は全国選抜ジュニアの決勝でも顔を合わせている石部。アングル、ドロップなどの多彩なショットを繰り出してくる相手にオトリエは、安定感のあるストロークで対抗する。ロングラリーでの展開が多く見られた第1セットは、「クロスで外に相手を追い出すのが得意」というオトリエが石部を左右に揺さぶり、6-4で先取する。
第2セットでは、勢いそのままにオトリエが5ゲームを連取。そこから3ゲームを奪われるものの、最後はラリー戦を制して6-3で勝利を収めた。5月の「全国選抜ジュニア」、8月中旬の「全国小学生テニス選手権大会」(以下全小)に続き優勝を飾り、見事3冠を達成。
「すごくうれしい」と率直な気持ちを明かしたオトリエは「しっかり粘ることができて大事なポイントを取れたことが良かった」と試合を振り返る。今後の目標は「13歳以下のRSK、中牟田杯でも良い結果を残せるように一生懸命努力して頑張っていきたい」と意気込んだ。
一方、女子決勝は、第2シードの奥山し渚(東北/ITSベルズ)が3-6、6-2、6-2で第1シードの佐藤実莉(関東/ESSC) を破って優勝。
全国選抜ジュニアと、全小で決勝の舞台に立ながらもあと1歩及ばなかった奥山。2つの決勝で敗れた時は「メンタルが不安定になってしまって、消極的になってしまった」と振り返る。その反省を生かして今大会からノートを付けるようになり、「自分の調子が悪かった時の行動、それをどう直していくかの対策、自分を鼓舞するような言葉」を読むことで、劣勢の状況下でも自分の流れをつかむことができたと言う。
今大会の準決勝では、全小決勝で敗退した岩佐綾香(関東・桜田倶楽部)に、決勝では全国選抜ジュニア決勝で敗退した佐藤にリベンジを果たし念願の全国タイトルを獲得。「今年最後の全国大会で優勝することができたので、本当にうれしいです」と喜びを語った。
また男子ダブルス決勝では、第3シードの安居院咲空/安居院虹斗(関西/ARROWS TENNIS SCHOOLS)が、山口大知/山本悠聖(関西/パブリックテニスイングランド)に6-2、6-2で勝利。女子は第2シードの佐藤実莉/蛭田すず(関東・ESSC/Sanyu Tennis) が、宮坂向葵/矢野碧依(九州/CLUB DPA☆沖縄)を6-4、6-4で下し全国のタイトルを手にした。
12歳以下の結果は以下の通り。
◆男子シングルス決勝
オトリエ龍馬(関東/Team Rise)[1]〇 6-4、6-3 ●石部宝之助(関東/TY町田ジュニアテニス)[2]
◆男子ダブルス決勝
安居院咲空/安居院虹斗(関西/ARROWS TENNIS SCHOOLS) [3]〇 6-2、6-2 ●山口大知/山本悠聖(関西/パブリックテニスイングランド)
◆女子シングルス決勝
奥山し渚(東北/ITSベルズ)[2] 〇 3-6、6-2、6-2 ●佐藤実莉(関東/ESSC)[1]
◆女子ダブルス決勝
佐藤実莉/蛭田すず(関東・ESSC/Sanyu Tennis) [2]〇 6-4、6-4 ●宮坂向葵/矢野碧依(九州/CLUB DPA☆沖縄)
[ ]内の数字はシード番号
※各カテゴリーのシングルス男女優勝者8名を副賞として、また全カテゴリーの中からフェアかつベストプレーの姿勢で臨んだ選手男女1名ずつを大会推薦として、米フロリダにあるIMGテニスアカデミーの合宿に招待する。
取材・文●前道右京(スマッシュ編集部)
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男子決勝は、第1シードのオトリエ龍馬(関東/Team Rise)が、第2シードの石部宝之助(関東/TY町田ジュニアテニス)を6-4、6-3のストレートで破り優勝を飾った。
決勝の相手は全国選抜ジュニアの決勝でも顔を合わせている石部。アングル、ドロップなどの多彩なショットを繰り出してくる相手にオトリエは、安定感のあるストロークで対抗する。ロングラリーでの展開が多く見られた第1セットは、「クロスで外に相手を追い出すのが得意」というオトリエが石部を左右に揺さぶり、6-4で先取する。
第2セットでは、勢いそのままにオトリエが5ゲームを連取。そこから3ゲームを奪われるものの、最後はラリー戦を制して6-3で勝利を収めた。5月の「全国選抜ジュニア」、8月中旬の「全国小学生テニス選手権大会」(以下全小)に続き優勝を飾り、見事3冠を達成。
「すごくうれしい」と率直な気持ちを明かしたオトリエは「しっかり粘ることができて大事なポイントを取れたことが良かった」と試合を振り返る。今後の目標は「13歳以下のRSK、中牟田杯でも良い結果を残せるように一生懸命努力して頑張っていきたい」と意気込んだ。
一方、女子決勝は、第2シードの奥山し渚(東北/ITSベルズ)が3-6、6-2、6-2で第1シードの佐藤実莉(関東/ESSC) を破って優勝。
全国選抜ジュニアと、全小で決勝の舞台に立ながらもあと1歩及ばなかった奥山。2つの決勝で敗れた時は「メンタルが不安定になってしまって、消極的になってしまった」と振り返る。その反省を生かして今大会からノートを付けるようになり、「自分の調子が悪かった時の行動、それをどう直していくかの対策、自分を鼓舞するような言葉」を読むことで、劣勢の状況下でも自分の流れをつかむことができたと言う。
今大会の準決勝では、全小決勝で敗退した岩佐綾香(関東・桜田倶楽部)に、決勝では全国選抜ジュニア決勝で敗退した佐藤にリベンジを果たし念願の全国タイトルを獲得。「今年最後の全国大会で優勝することができたので、本当にうれしいです」と喜びを語った。
また男子ダブルス決勝では、第3シードの安居院咲空/安居院虹斗(関西/ARROWS TENNIS SCHOOLS)が、山口大知/山本悠聖(関西/パブリックテニスイングランド)に6-2、6-2で勝利。女子は第2シードの佐藤実莉/蛭田すず(関東・ESSC/Sanyu Tennis) が、宮坂向葵/矢野碧依(九州/CLUB DPA☆沖縄)を6-4、6-4で下し全国のタイトルを手にした。
12歳以下の結果は以下の通り。
◆男子シングルス決勝
オトリエ龍馬(関東/Team Rise)[1]〇 6-4、6-3 ●石部宝之助(関東/TY町田ジュニアテニス)[2]
◆男子ダブルス決勝
安居院咲空/安居院虹斗(関西/ARROWS TENNIS SCHOOLS) [3]〇 6-2、6-2 ●山口大知/山本悠聖(関西/パブリックテニスイングランド)
◆女子シングルス決勝
奥山し渚(東北/ITSベルズ)[2] 〇 3-6、6-2、6-2 ●佐藤実莉(関東/ESSC)[1]
◆女子ダブルス決勝
佐藤実莉/蛭田すず(関東・ESSC/Sanyu Tennis) [2]〇 6-4、6-4 ●宮坂向葵/矢野碧依(九州/CLUB DPA☆沖縄)
[ ]内の数字はシード番号
※各カテゴリーのシングルス男女優勝者8名を副賞として、また全カテゴリーの中からフェアかつベストプレーの姿勢で臨んだ選手男女1名ずつを大会推薦として、米フロリダにあるIMGテニスアカデミーの合宿に招待する。
取材・文●前道右京(スマッシュ編集部)
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