テニス四大大会で史上最多となる24勝を誇るノバク・ジョコビッチ(セルビア/現世界ランク7位/37歳)が、2025年シーズンに向けて元世界王者のアンディ・マリー氏(イギリス/37歳)を新コーチとして招聘したニュースは驚きをもって世界中に配信された。
ともに男子テニス界をけん引してきた二大巨頭のタッグ結成。その経緯や今後について、11月29日に公開された英メディア『スカイスポーツ』のインタビューでジョコビッチが明らかにしている。
それによると新コーチ招聘を真剣に考えるようになったのは、2019年からコーチを務めてきたゴラン・イバニセビッチ氏(クロアチア)がチームを離れた今年3月以降。「それで本当にコーチが必要かどうか、必要だとしたら誰にするか、そのコーチのプロフィールはどのようなものか、真剣に考えるのに約6カ月かかった」という。
そうして選び出したのが今夏のパリ五輪で現役を引退したばかりのマリー氏だった。
選出の条件は「私が経験しているような経験をしてきた人で、何度もグランドスラムを制し、世界ナンバーワンになったことのある人」だった。ジョコビッチから届いたオファーに最初は驚いていたマリーだったが、「連絡をとり合い数日後には受け入れてくれた」と明かす。
2024年シーズンは夏のパリ五輪で悲願の金メダルを獲得して「生涯ゴールデンスラム」(キャリアの中で全ての四大大会と五輪で優勝すること)を達成したものの、それ以外のタイトルはなし。2006年にツアー初優勝を遂げてから毎年2勝以上を記録してきただけに、不完全燃焼ともいえる結果を受けて一部からは引退説も囁かれていた。
だがジョコビッチは2025年の戦いを見据えていた。
「私はまだ力強くやっていくつもりでいる。自分の身体は順調に機能していると感じているからだ。グランドスラム(四大大会)で優勝し、もっと歴史を作りたいというモチベーションがまだある」と断言する。だからこそ強力なコーチがチームに必要だった。
「それが、私がアンディ(マリー)に一緒にやってくれるように頼んだ最大の理由の1つだ。私にはまだ大きな計画があり、それがある限り私は進み続ける」と力を込める。
ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、ジョコビッチとマリー氏は今のオフから仕事を始める予定で、来年1月に開催されるシーズン最初の四大大会「全豪オープン」(1月12日~26日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)までを契約期間と定め、その後契約を延長するかどうかはジョコビッチの意向次第となるようだ。
構成●スマッシュ編集部
【動画】マリー氏のコーチ招聘を報告するジョコビッチ
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それによると新コーチ招聘を真剣に考えるようになったのは、2019年からコーチを務めてきたゴラン・イバニセビッチ氏(クロアチア)がチームを離れた今年3月以降。「それで本当にコーチが必要かどうか、必要だとしたら誰にするか、そのコーチのプロフィールはどのようなものか、真剣に考えるのに約6カ月かかった」という。
そうして選び出したのが今夏のパリ五輪で現役を引退したばかりのマリー氏だった。
選出の条件は「私が経験しているような経験をしてきた人で、何度もグランドスラムを制し、世界ナンバーワンになったことのある人」だった。ジョコビッチから届いたオファーに最初は驚いていたマリーだったが、「連絡をとり合い数日後には受け入れてくれた」と明かす。
2024年シーズンは夏のパリ五輪で悲願の金メダルを獲得して「生涯ゴールデンスラム」(キャリアの中で全ての四大大会と五輪で優勝すること)を達成したものの、それ以外のタイトルはなし。2006年にツアー初優勝を遂げてから毎年2勝以上を記録してきただけに、不完全燃焼ともいえる結果を受けて一部からは引退説も囁かれていた。
だがジョコビッチは2025年の戦いを見据えていた。
「私はまだ力強くやっていくつもりでいる。自分の身体は順調に機能していると感じているからだ。グランドスラム(四大大会)で優勝し、もっと歴史を作りたいというモチベーションがまだある」と断言する。だからこそ強力なコーチがチームに必要だった。
「それが、私がアンディ(マリー)に一緒にやってくれるように頼んだ最大の理由の1つだ。私にはまだ大きな計画があり、それがある限り私は進み続ける」と力を込める。
ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、ジョコビッチとマリー氏は今のオフから仕事を始める予定で、来年1月に開催されるシーズン最初の四大大会「全豪オープン」(1月12日~26日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)までを契約期間と定め、その後契約を延長するかどうかはジョコビッチの意向次第となるようだ。
構成●スマッシュ編集部
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