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海外テニス

来季開幕戦で復帰のキリオスが“ビッグ4”と自身を比較!「俺のテニスIQは彼らよりも高い」と自画自賛<SMASH>

中村光佑

2024.12.10

ナダル(左上)、フェデラー(左中)、ジョコビッチ(左中)、マリー(左下)らビッグ4に勝利しているキリオス(右)が、彼らよりも優れている点について語った。(C)Getty Images

ナダル(左上)、フェデラー(左中)、ジョコビッチ(左中)、マリー(左下)らビッグ4に勝利しているキリオス(右)が、彼らよりも優れている点について語った。(C)Getty Images

 オリジナリティあふれるプレーや、歯に衣着せぬ物言いで存在感を発揮している男子テニス元世界ランク13位のニック・キリオス(オーストラリア)。2022年のウインブルドンにてコーチなしで四大大会初のシングルス決勝進出を果たすという離れ業をやってのけた29歳は、自身の“テニスIQ”(知能指数)が長年男子ツアーを牽引してきた“ビッグ4”(フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マリー)をも凌ぐと相当の自信を持っている様子だ。

 度重なるケガにより過去2年間でわずか1試合しかプレーできていないキリオスは、既報の通り母国で開かれる2025年シーズンの開幕戦「ブリスベン国際」(12月29日~25年1月5日/オーストラリア・ブリスベン/ハード/ATP250)で実戦復帰の予定。試合に出ていない間はオンコートインタビュアーや、試合の解説者として活躍してきた。

 何をしてくるかわからない多彩なプレーがトレードマークのキリオスは、その類まれなるセンスを生かし、数々の輝かしい功績を手中に収めているビッグ4にも勝利した実績を持つ。フェデラーとマリーには1勝、ウインブルドン決勝を戦ったジョコビッチには2勝、ナダルに至っては3勝を挙げており、4人の鉄人を脅かした数少ない選手1人なのだ。
 
 キリオスは先日出演したポッドキャスト『Let’s Trot』で自身とビッグ4の能力を比較。対戦した4人には特定の面で自分が上回っていると断言し、そのうちの1つにテニスIQを挙げた。

「ジョコビッチ、フェデラー、ナダル、マリーの全員と対戦したことがあるが、俺のテニスIQは彼らよりも高い。テニスの歴史の中で、コーチなしでウインブルドン決勝に進出した人がいるかどうかはわからない。だからテニスIQが高い選手を挙げるとすれば、俺は自分を選ぶよ」

 ちなみにキリオスはブリスベン国際の直後に行なわれるシーズン最初の四大大会「全豪オープン」(2025年1月12日~26日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)にもプロテクトランキング(負傷離脱前の順位でエントリーできる救済措置)での出場が決まっている。ぜひとも持ち前のテニスIQで順調に復活ロードを歩んでいってほしい。

文●中村光佑

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