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海外テニス

デ杯イギリス戦、日本は錦織圭&西岡良仁の2本柱がシングルスに!「力を出すだけ」と添田監督<SMASH>

内田暁

2025.01.30

ドロー抽選を終えて、初日の対戦相手と握手する西岡良仁(左)と錦織圭(右)。写真:内田暁

ドロー抽選を終えて、初日の対戦相手と握手する西岡良仁(左)と錦織圭(右)。写真:内田暁

 テニスの男子国別対抗戦「2025デビスカップ・ファイナル予選1回戦」日本対イギリスが、1月31日(金)と2月1日(土)の2日間にかけて、兵庫県三木市のブルボンビーンズドームで行なわれる。対戦に先立ち、30日にはITFレフェリーや兵庫県知事らも立ち合いのもと抽選が行なわれ、シングルスおよびダブルスの組み合わせが決定。さらには両国の監督と参戦選手の会見が行なわれた。

 日本は、シングルス1が西岡良仁、シングルス2が錦織圭とランキング上位2人が出場。またダブルスは、代表初選出の柚木武と、綿貫陽介のペアリングが発表された。ダニエル太郎に代わり、急きょ代表招集された内山靖崇は、「スケジュール的には厳しかったが、このチームだから来た」と添田ジャパンへの思いを語った。

 対するイギリスは、シングルス上位2人のジャック・ドレイパーとキャメロン・ノーリーが欠場。レオン・スミス監督は、「ノーリーはケガのため。ドレイパーは、スケジュールがタフなための選択」と説明した。

 今回のデ杯スケジュールがタフなことは、どの選手にとっても同様だ。錦織や西岡も、2月3日からのATPツアー500「ダラス・オープン」に出場予定。
 
 2人共に厳しいスケジュールであることは認めながらも、西岡は「2年ほど前から、もう1回、ファイナルに戻りたいという思いがある」と明言。錦織も「正直悩むところではありましたが、1回やってみようかなって感じ」と笑い、彼特有の柔らかな物言いで会見の雰囲気を和ませた。

 少なくない犠牲を払ってもこの場に集う選手たちには、いずれも国を背負うプライドと覚悟がある。英国のスミス監督は、「現時点で最高のメンバー、素晴らしいチームだ」と選手を労い言葉に力を込める。

 現にシングルス1のジェイコブ・ファーンリーは、先の全豪オープンで3回戦に進出し、自信と実力を付けているところ。錦織は昨年11月のヘルシンキ・チャレンジャーでファーンリーと対戦し6-4、6-3で勝利しているが、「その時から成長している可能性はある」と警戒心を強めた。

 なお31日は、西岡対ビリー・ハリスが開幕戦となり、錦織対ファーンリー戦がそれに続く。2月1日は柚木/綿貫vsスカプスキ/ソールズベリーのダブルスで幕を開け、続いてシングルス1、2を入れ替えての対戦。先に3勝した国の勝利となる。
 
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