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海外テニス

苦戦続きのジャパンOPでルードがついに本領発揮! カギはハードコートへの順応と“新公式球“との相性<SMASH>

内田暁

2025.09.29

4強入りのフリッツも公式球の統一を支持。今大会使用球は来週開幕の上海マスターズでも採用される。写真=滝川敏之

4強入りのフリッツも公式球の統一を支持。今大会使用球は来週開幕の上海マスターズでも採用される。写真=滝川敏之

 やや話は逸れるが、大会ごとに公式球が変わることの弊害については、選手たちから近年、大きな声が上がっていた。

 今大会ベスト4に進出中のテイラー・フリッツ(アメリカ/同5位)は、「この話題を話し始めたら、1時間はかかるよ」と苦笑いしつつ、言葉を紡ぐ。

「例えばサーフェスと気温、そして湿度などの因子が重なると、ボールが瞬く間に重くなり、ものすごく遅くなる。そんな時は、7・9ゲームよりも早く新しいボールに変えるべきだと思う。それ以上に大きな問題が、毎週のようにボールが変わること。ただ最近はツアーも対処してくれて、統一されるようになってきたのは良かった」

 フリッツの言うように、今大会の公式球は、来週の「ロレックス上海マスターズ」(中国・上海/ATP1000)でも使われる。その動きについてもルードは、「ケガのリスク軽減という面でも喜ばしい。ツアーや運営サイドが選手の声に耳を傾けてくれた」と歓迎の意を表した。
 
「日に日に僕のプレーは良くなっている」と、静かな自信を言葉に滲ませるルードは、「その流れをこのまま持続していきたい。次の試合では、それが必須になるのだから」と続ける。その「次の試合」で相対するのは、世界1位のカルロス・アルカラス(スペイン)。

  過去の対戦成績はアルカラスが4勝1敗でリード。ただ直近の昨年11月のATPツアーファイナルズでは、ルードが勝利している。

 なお、両者の通算3度目の対戦は、2022年の全米オープン決勝戦。世界最高峰の戦いが、有明コロシアムで繰り広げられる。

取材・文●内田暁

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