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海外テニス

世界10位に惜敗も、19歳の坂本怜が手にした金星以上の収穫。「自分が120%でプレーすればワンチャン届く」<SMASH>

内田暁

2026.03.23

メドベージェフ(左)から第1セットを先取した坂本(右)だが、集中力のスタミナが途切れ逆転負け。力を付けるために「上の舞台にチャレンジしていきたい」と決意を固めた。(C)Getty Images

メドベージェフ(左)から第1セットを先取した坂本(右)だが、集中力のスタミナが途切れ逆転負け。力を付けるために「上の舞台にチャレンジしていきたい」と決意を固めた。(C)Getty Images

「力の差は、明らかにありましたね。でも、やれることはやったんで、すっきりはしています」

 試合後の坂本は、清々しいまでの表情でそう言った。
 
「ペース配分を考えて勝てるわけもないので、最初から全力でいきました。セカンドセットの途中から、ちょっとずつ集中力が落ちてきたかなと思います。身体というより、集中力のスタミナがもたなかったですね。120%でずっとやっていたので、それが2時間持つわけもなく」

 明瞭に振り返りつつも、「セカンドセットの1-1のゲームでブレークしてたら、また変わったかもしれないですけど......」と小さな悔いもこぼす。ただ事の本質を、彼はそこには求めていないようでもあった。

「120%の自分を毎日コートで出せるようにしていけば、どんどん、どんどん成長していけると思う」

 今現在は力の差がある事実を認識した上で、いつか伍して戦える未来に彼は目を向けていた。
 
 そのためにも今後の彼は、「ATPツアーにチャレンジしていく」と明言。

「心地のいい環境ではなく、少し自分をプッシュしないと付いていけない環境にいることが、一番成長につながると思う。大会のレベルを落とせば、その時はポイントを稼げるかもしれないけれど、テニス自体は成長していないんで。基本的に、上の舞台にチャレンジしていきたいと思っています」

 トップ10選手相手にも、自分のプレーが通用することを確認できた。

「今回はメドベージェフから1セット取れた。自分が120%でプレーすれば、ワンチャン届くよっていうのは知れたので、それは、ここから頑張るモチベーションになります」

 取るべき手法への手応え。進むべき道への確信。

 夢への長い階段を上り始めたばかりの19歳にとって、それらは、1つの金星以上に価値ある収穫だったかもしれない。

現地取材・文●内田暁

【動画】坂本怜がメドベージェフからセットを奪う健闘を見せたマイアミ・オープン2回戦ハイライト

【画像】3時間半超えの死闘の末、惜しくも敗退となるも...初の四大大会で健闘した坂本怜を特集!

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