この数年の、“挑戦者”から“女王”へと変遷する自身の旅を、彼女は「どんな結末を迎えるかは、私にも分からない書きかけの本のようなもの」だと形容した。その本の、ここまでの章にタイトルをつけるなら、それはずばり『大どんでん返し』。「みんなが、つい続きが読みたくなるようなツイストが待っているの」と、彼女はいたずらっぽく笑った。
ディフェンディングチャンピオンとして挑む初のグランドスラムの初戦は、大どんでん返しとまでは言わないまでも、先の読めないスリルに満ちた筋書きだった。
その結末は、どうなるのか……? 確かに、続きが楽しみでしかたない。
取材・文●内田暁
その結末は、どうなるのか……? 確かに、続きが楽しみでしかたない。
取材・文●内田暁