揺るぎない意志。これこそが、一握りのトッププロになれる要素だろう。だからこそ、各国から有望ジュニアが数百人も集まるアカデミーで、順調に成長しプロになることができたのだ。

　ケツマノビッチは続けて、「そのためには自分を手助けしてくれる人たちや導いてくれる人たち、とても多くの人たちのサポートが必要だと思う。年齢的にも明らかに未熟で知らないことばかりだから」と、自分の成功を多くの人が支えてくれているということを決して忘れない。
  「テニスが好きで、コートで過ごす時間が楽しい。結局のところは、“できる”と自分自身に証明したいだけ」と語った。

　この20歳の青年は、選手としてさらなる高みに登るためになら、時間も努力もテニスに捧げ続け、挑み続けるのだろう。だからこそ、多くの人も彼を強く支え、応援したくなるに違いない。

文●東真奈美

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