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海外テニス

王者サンプラスが19歳のフェデラーに敗退。テニスの歴史が変わり始めた日/2001年男子4回戦【ウインブルドン名勝負】

スマッシュ編集部

2020.07.04

ウインブルドンのセンターコートで憧れのサンプラスから勝利を挙げて感無量のフェデラー。(C)GettyImage

ウインブルドンのセンターコートで憧れのサンプラスから勝利を挙げて感無量のフェデラー。(C)GettyImage

 初めてセンターコートでプレーする19歳を、サンプラスは「まるで自分のような落ち着きぶりだった」と称賛した。第4セットはタイブレークでサンプラスが奪い返し、勝負はファイナルセットにもつれ込んだ。

 初めてテニスの聖地を制した93年以降、サンプラスは5度フルセットを戦って、すべてに勝利している。窮地に追い込まれた時ほど強さを発揮してきた。だが、5-6ビハインドで迎えた第12ゲーム、サンプラスは2本のボレーミスで15-40とし、マッチポイントを与えてしまう。そして次の瞬間、ワイドに放ったファーストサービスをダウンザラインに撃ち抜かれ、ついに王者は敗れた。
 
「何度かチャンスがあったが、そのたびに彼は見事なプレーで切り抜けた。とにかく彼はすごい選手になるだろう」

 96年にリチャード・クライチェクに敗れて以来、32試合ぶりの黒星。記者会見では今後の進退に関心が集まった。

「ちょっと待ってくれ。たった1敗じゃないか。僕はこれからも何度もここに戻ってくるつもりだよ。もし引退を考えるとしたら、それは力の衰えを感じた時ではなく、もうプレーしたくないと感じた時だろう。僕はまたいつでも勝てるさ」

 王者は静かに聖地を後にした。

◆2001年男子4回戦
R・フェデラー[7-6 5-7 6-4 6-7 7-5]P・サンプラス

*サンプラスは2002年の全米優勝を最後に引退。フェデラーは2003年のウインブルドンでグランドスラム初優勝を飾る

構成●スマッシュ編集部
※スマッシュ2001年9月号から加筆・再編集

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