もちろん土居にしても、渡米には「不安はあった」ことを認めた。だが全米が開催されるなら、北米からツアー参戦することに「迷いはなかった」とも明言する。
「レキシントン大会の開催はなかなか確定しなかったけれど、8月からアメリカに行こうと思っていたので、気持ち的にはバタバタした感じはなかったです。去年は北米で勝ってなかったので(ポイントを稼ぐ)チャンスとの思いもあったし、クリス(コーチのクリス・ザハルカ)がアメリカにいるので、他の選手より安心感はあったと思います」。
実際の渡米に際しては、USTA(米国テニス協会)からの身元証明が予め入国管理局にも回っていたため、空港での入国審査も「全米オープンに出るテニス選手だよね。サウスポーなんだ?」と談笑を交わすほどにスムーズに進んだという。
オフィシャルホテルに着いてからは、決められた人員のみが特定空間に留まる、いわゆる『バブル』システムに組み込まれることに。ホテルに到着すると同時にPCR検査を受け、結果が出るまでの約24時間は部屋からの外出禁止。
陰性結果が出た後は会場での練習が許されたが、往来ができるのは、会場とオフィシャルホテルのみ。食事もその2カ所で食べなければいけないが、ウーバーイーツなどのデリバリーは許されている。
なお、PCR検査を受ける頻度などは大会によって異なるが、レキシントン大会では5日ごとがルール。土居はホテルに着いた当日と、試合の日の朝にも検査を受けたという。
ツアーは再開されたとはいえ、大会は無観客で、スタッフやメディアの数も大幅に削減されている。選手たちが目にする景色も、今までと同じでは当然ないだろう。
それでも土居は、「それほど不便さは感じないです。バブルから出ない限りは怖さもないですし」とたくましい。
次に出場するのは、全米オープンと同会場で開催されるウェスタン&サザン・オープン。開幕は8月22日とやや日が開くが、一週間前から会場入りが可能だ。
まずは練習に専念し、大会で単複を戦い実戦の空気に十分に身体をなじませた後、ツアー再開後初のグランドスラムとなる、全米オープンへと挑む。
文●内田暁
【PHOTO】土居美咲ら世界で戦う熱き日本人プレーヤーたち
「レキシントン大会の開催はなかなか確定しなかったけれど、8月からアメリカに行こうと思っていたので、気持ち的にはバタバタした感じはなかったです。去年は北米で勝ってなかったので(ポイントを稼ぐ)チャンスとの思いもあったし、クリス(コーチのクリス・ザハルカ)がアメリカにいるので、他の選手より安心感はあったと思います」。
実際の渡米に際しては、USTA(米国テニス協会)からの身元証明が予め入国管理局にも回っていたため、空港での入国審査も「全米オープンに出るテニス選手だよね。サウスポーなんだ?」と談笑を交わすほどにスムーズに進んだという。
オフィシャルホテルに着いてからは、決められた人員のみが特定空間に留まる、いわゆる『バブル』システムに組み込まれることに。ホテルに到着すると同時にPCR検査を受け、結果が出るまでの約24時間は部屋からの外出禁止。
陰性結果が出た後は会場での練習が許されたが、往来ができるのは、会場とオフィシャルホテルのみ。食事もその2カ所で食べなければいけないが、ウーバーイーツなどのデリバリーは許されている。
なお、PCR検査を受ける頻度などは大会によって異なるが、レキシントン大会では5日ごとがルール。土居はホテルに着いた当日と、試合の日の朝にも検査を受けたという。
ツアーは再開されたとはいえ、大会は無観客で、スタッフやメディアの数も大幅に削減されている。選手たちが目にする景色も、今までと同じでは当然ないだろう。
それでも土居は、「それほど不便さは感じないです。バブルから出ない限りは怖さもないですし」とたくましい。
次に出場するのは、全米オープンと同会場で開催されるウェスタン&サザン・オープン。開幕は8月22日とやや日が開くが、一週間前から会場入りが可能だ。
まずは練習に専念し、大会で単複を戦い実戦の空気に十分に身体をなじませた後、ツアー再開後初のグランドスラムとなる、全米オープンへと挑む。
文●内田暁
【PHOTO】土居美咲ら世界で戦う熱き日本人プレーヤーたち