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レッスン

これからテニスを始める人へ、これだけは知っておきたい『テニスの基本マナー』

スマッシュ編集部

2019.11.08

試合後は敵味方なく相手を称え合う。自分が負けた時は難しいかもしれないが、その先に人間としての成長も見えてくるはずだ。写真=山崎賢人(THE DIGEST 写真部)

試合後は敵味方なく相手を称え合う。自分が負けた時は難しいかもしれないが、その先に人間としての成長も見えてくるはずだ。写真=山崎賢人(THE DIGEST 写真部)

セルフジャッジで迷った時には…

 自陣のコートに関しては、プレーヤー自身が判定しなければならないセルフジャッジ。インかアウトが微妙なボールで、自分でははっきりわからない場合は、相手に有利な判定するのがマナーだ。つまり、わからなかったら、「イン」にしよう。

ミックスダブルスで女性を徹底して狙う

 男女が一緒にプレーするミックスダブルスで、男性が女性のボディを意図的に徹底して狙ってポイントを稼ぐ。ルール的には違反ではなく、やりたければやってもいい。「相手の弱点を突く」のは勝利の方程式でもある。しかしその場の空気は凍りつくかもしれない。

 ではどうすべきか。例えば男性が女性からポイントを得ようとするなら、パワーで押し切るのではなく、コースや球種で勝負する。そんなスマートな戦い方はいかがだろうか。

仲間に対する応援は節度をもつ

 見苦しいシーンとして、度を超えた応援というのがある。例えば、チームメイトや友人を応援している周りの人たちが、相手プレーヤーのミスに歓声をあげるような応援だ。

 これは試合を見ている第三者的立場の観客や、相手プレーヤーに悪意を感じさせるような行為なので絶対にやめよう。マナースポーツとしての節度を保ち、相手が良いプレーをすれば拍手をするくらいの広い気持ちで応援したい。
 
試合終了後に相手と握手をする時

 試合を終えた後にする握手というのは、お互いの健闘を称え合うもの。ごく親しい仲間うちのテニスであれば、ハイタッチで済ませるのもいいだろう。

 だが見知らぬ人と対戦する大会などで、手だけ差し出して手を握らない握手をしたり、指先を少し合わせるだけの握手はノーグッド。試合に勝っても負けても、本来の意味を思い出し、試合の後はしっかりと握手をしよう。

 いかがだろうか。こうしたマナーは、きちんとしたルールとして存在するわけではないが、テニスを楽しむためには知っておきたいことばかり。これからコートに出る機会が多くなる初心者プレーヤーはもちろんだが、意外と技術レベルの高いプレーヤーの中で守られていないケースが目につくので、今一度『マナー』について考えてほしいところだ。

構成●スマッシュ編集部

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