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海外テニス

お互いを知り尽くしたダニエル太郎と内山靖崇が15 日開催の「兵庫ノアチャレンジャー」準々決勝で激突!<SMASH>

内田暁

2024.11.14

互いに手の内を知り尽くすダニエル太郎と内山靖崇の2人が対戦するのは、これがキャリア2度目となる。(C)Getty Images

互いに手の内を知り尽くすダニエル太郎と内山靖崇の2人が対戦するのは、これがキャリア2度目となる。(C)Getty Images

 その内山が、明日(11月15日)の準々決勝で対戦するのは、ダニエル太郎。2人は学年的に同期で、「小学生の頃から知っている」仲だ。

 ただ、練習は幾度も重ねてきたが、意外にもプロになってからの対戦は1度だけ。昨年10月末のシドニーチャレンジャー1回戦で、その時は内山の棄権に終わった。なおダニエルは、最終的のこの時の大会を制している。

 内山はダニエルとの再戦に向け、「難しいですね」と口にした。

「練習は本当にたくさんやってきてるので、手の内はわかりきっている。考えすぎて自分が迷うような展開にだけはなりたくない。お互いのプレーがわかっている中で、その日の“出来”をコートで出せるかが、鍵じゃないかなと」

 淡々とそう語る内山は、「特別な作戦はない」とも言った。
 
 対するダニエルは、内山を「調子が良い時と、そうではない時がわかりやすい」と分析する。

「調子が良い時は、リターンから前に出て、ダブルスみたいなプレーをしてくる。爆発的な動きを持っている選手なので、ウッチー(内山)は調子が良ければ……特にハードコートだったら、誰が相手でも勝てるポテンシャルを持っている」

 それが、ダニエルの内山評だ。

 もっとも今の内山は、その日の状態や相手に応じて戦術を変え、調子が良くなくとも我慢強く戦う、精神的な強さも身につけている。

 対するダニエルも、直近のチャレンジャー2大会で優勝と準優勝の結果を残し、調子は上向き。

 1年ぶりの同期の再戦は、互いの現在地を測る上でも、そして来季への足掛かりを作る上でも、重要で趣深い一戦となる。

取材・文●内田暁

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