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海外テニス

日本がルーマニア撃破でBJK杯ファイナルズ進出に王手!杉山愛監督も手応え実感「完璧な勝利をつかめた」<SMASH>

前道右京(スマッシュ編集部)

2025.04.13

内島(左)は逆転で2時間30分の熱戦に勝利。穂積/青山(右)は抜群のコンビネーションを見せストレート勝ち。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

内島(左)は逆転で2時間30分の熱戦に勝利。穂積/青山(右)は抜群のコンビネーションを見せストレート勝ち。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 第2試合にはエースの内島が登場。対戦相手は、20歳の成長株アンカ・トドニ(同88位)だ。内島は序盤から相手のパワフルなストロークに手を焼き、厳しい戦いを強いられる。第1セットは第6ゲームでブレークを喫し、3-6でリードを許す。

 第2セットに入っても相手の猛攻が続き、一気に1-4と苦しい展開に。そこで内島は「食らい付いてやるしかない」と相手の強打を何とか返球し続けると、第6ゲームで今試合初のブレークに成功し、3ゲームを連取。アングルショットやドロップも駆使し、徐々に流れをつかんでいく。第10ゲームでは2本のマッチポイントを凌いでブレークに成功。迎えたタイブレークは、リターンで積極的に攻めた内島が7-6(3)でものにし、イーブンとする。

 すると第3セットでは、第1ゲームで内島が早速相手のサービスゲームを破る。ラリーで主導権を握る場面も増え、第7ゲームでもブレークに成功。最後は相手のリターンがラインを割り、6-2で日本の勝利を確定させた。「ずっと苦しかったけど、最終的には自分に流れを持ってこれてよかった」と試合後、内島は安堵の表情を浮かべた。
 
 日本の勝ち上がり決定後には、青山/穂積対イリンカ・アマリエイ/マラ・ガエ(同368位/同549位)のダブルスが実施され、日本ペアが抜群のコンビネーションで6-4、6-2の快勝を収めた。

 穂積は「勝敗が決まった中でのプレーは気持ちの持ち方が難しかったけど、最初から最後まで自分たちのテニスに集中できた」、青山は「明日につながるプレーができてよかった」と喜びを口にした。

 初戦を終えて日本の杉山愛監督は、「完璧な勝利をつかむことができてうれしい。今日の喜びは日曜の全部の試合が終わってからにして、次のカナダ戦に向けて良い調子で入れるようにしたい」と振り返った。続くカナダ戦のチームジャパンの奮闘を期待したい。

【4月12日(土)試合結果】
○日本[3-0]ルーマニア●
第1試合 ○柴原瑛菜[7-5 6-2]ミリアム・ブルガル●
第2試合 ○内島萌夏[3-6 7-6(3) 6-2]アンカ・トドニ●
第3試合 ○青山修子/穂積絵莉[6-4 6-2]イリンカ・アマリエイ/マラ・ガエ●

取材・文●前道右京(スマッシュ編集部)

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