2020年1月のテニス四大大会「全豪オープン」で一度キャリアに別れを告げた後、23年8月に現役復帰したツアー30勝の元世界女王、キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク/35歳)。彼女は今年7月末に元NBA(米プロバスケットボール)選手で夫のデビッド・リー氏(アメリカ/42歳)との間に第3子の男児を出産し、現在はツアーを離れている。すでに世界ランキングは消滅しているが、現時点では正式な引退や復帰については明言していない。
そうした中、デンマークの著名テニス評論家で元男子プロ選手のピーター・バスティアンセン氏(63歳/元224位)が活動休止中のウォズニアッキに噛みついた。同国紙『B.T.』によれば、同氏は18年全豪での四大大会初優勝から7年以上経つ35歳に対し、「全盛期を過ぎていて、もう引退すべき選手」と発言。その上で次のように批判の言葉を口にした。
「彼女がトップレベルに戻ることはもう二度とないだろう。それなのになぜ引退を発表しないのか? それは恥ずかしいことでも不自然なことでもない。大物アスリートというのは、第一線に戻れなくなったところで、みんなそういう発表をするものだ。私には理解できない」
さらに彼は、ウォズニアッキが来年1月の全豪にワイルドカード(主催者推薦)でエントリーする可能性を茶化すようにこう続ける。「もし彼女が全豪オープンにエントリーしたら、私は椅子から転げ落ちるだろう。そんなのは“茶番”にすぎないし、全くもって軽率なことだとも思う。なぜ大会主催者が彼女にワイルドカードを与える必要があるのかがわからない」
しかしこれには、第3子出産以来ほとんど公の場に姿を見せていないウォズニアッキも黙っていなかった。彼女は先日インスタグラムのストーリーズ(24時間で自動消去される投稿)を更新し、自身を糾弾したバスティアン氏に強く反論。「彼は20年以上にわたって、何もわかっていないくせにメディア上で私をあれこれと中傷してきた」ことを明かした上で、皮肉を込めて下記のように綴った。
「ピーター、あなたはピエロね。高いレベルでプレーしたことがない人にはわからないのでしょうけど、“テニス専門家”を名乗るならルールぐらい知っておいて。私は世界71位の“プロテクトランキング”(公傷制度)を持っているの。だから大きな大会に出るのにワイルドカードなんて必要ないのよ」
そして彼女は最後をこう結んでいる。「私は何年にもわたって厳しいトレーニングとトップレベルのテニスを経験してきたのだから、家族のために最善の選択をする権利がある。なぜ『TV 2』や『B.T.』、その他のメディアが、彼のような人物の発言を伝え続けるのか理解できない。デンマークにはもっと優れた専門家がたくさんいるのに」
ちなみにウォズニアッキが公式戦でプレーしたのは、4回戦に進出した昨年9月の「全米オープン」が最後。現在は育児に専念しつつ、家族と充実した時間を過ごしている様子だ。
文●中村光佑
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            そうした中、デンマークの著名テニス評論家で元男子プロ選手のピーター・バスティアンセン氏(63歳/元224位)が活動休止中のウォズニアッキに噛みついた。同国紙『B.T.』によれば、同氏は18年全豪での四大大会初優勝から7年以上経つ35歳に対し、「全盛期を過ぎていて、もう引退すべき選手」と発言。その上で次のように批判の言葉を口にした。
「彼女がトップレベルに戻ることはもう二度とないだろう。それなのになぜ引退を発表しないのか? それは恥ずかしいことでも不自然なことでもない。大物アスリートというのは、第一線に戻れなくなったところで、みんなそういう発表をするものだ。私には理解できない」
さらに彼は、ウォズニアッキが来年1月の全豪にワイルドカード(主催者推薦)でエントリーする可能性を茶化すようにこう続ける。「もし彼女が全豪オープンにエントリーしたら、私は椅子から転げ落ちるだろう。そんなのは“茶番”にすぎないし、全くもって軽率なことだとも思う。なぜ大会主催者が彼女にワイルドカードを与える必要があるのかがわからない」
しかしこれには、第3子出産以来ほとんど公の場に姿を見せていないウォズニアッキも黙っていなかった。彼女は先日インスタグラムのストーリーズ(24時間で自動消去される投稿)を更新し、自身を糾弾したバスティアン氏に強く反論。「彼は20年以上にわたって、何もわかっていないくせにメディア上で私をあれこれと中傷してきた」ことを明かした上で、皮肉を込めて下記のように綴った。
「ピーター、あなたはピエロね。高いレベルでプレーしたことがない人にはわからないのでしょうけど、“テニス専門家”を名乗るならルールぐらい知っておいて。私は世界71位の“プロテクトランキング”(公傷制度)を持っているの。だから大きな大会に出るのにワイルドカードなんて必要ないのよ」
そして彼女は最後をこう結んでいる。「私は何年にもわたって厳しいトレーニングとトップレベルのテニスを経験してきたのだから、家族のために最善の選択をする権利がある。なぜ『TV 2』や『B.T.』、その他のメディアが、彼のような人物の発言を伝え続けるのか理解できない。デンマークにはもっと優れた専門家がたくさんいるのに」
ちなみにウォズニアッキが公式戦でプレーしたのは、4回戦に進出した昨年9月の「全米オープン」が最後。現在は育児に専念しつつ、家族と充実した時間を過ごしている様子だ。
文●中村光佑
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