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国内テニス

「ホームコートに戻っても高い意識を持って取り組みたい」金田諒太、脇坂瑠衣のNZ遠征日記【MUFGジュニアテニス派遣2】

THE DIGEST編集部

2020.04.10

今年1月、MUFGジュニア優勝の派遣にて、ニュージーランドへ遠征した金田諒太(右)と脇坂瑠衣(左)。写真:JTA提供

今年1月、MUFGジュニア優勝の派遣にて、ニュージーランドへ遠征した金田諒太(右)と脇坂瑠衣(左)。写真:JTA提供

 MUFG ジュニアテニストーナメントでは、毎年上位成績を収めたジュニアを海外派遣している。2019年の同大会では、女子優勝の長谷川愛依(名古屋LTC)、男子優勝の金田諒大(相生学院高等学校)、準優勝の脇坂瑠衣(興國高等学校)の3人が派遣選手となり、長谷川はインドへ、金田と脇坂の男子2名はニュージーランドへの遠征を終えた。

 ここでは彼らが遠征中につづった日記を抜粋し、この遠征で彼らが学んだことをお伝えする。第2回は男子の金田、脇坂。

■MUFGジュニアテニストーナメント2019・男子優勝者■
金田諒太のニュージーランド遠征日記

日程:2020年1月20日~25日
◆2020 TECNIFIBRE WELLINGTON ITF
場所:ニュージーランド、サーフェス:ハード
ドロー:単64、複64、グレード:4

1月16日(木)
10時間のフライトでオークランドに行って、40分間のフライトでウェリントンに着きました。ニュージーランドは山に家が多く建っていて、平地にはお店が多い印象で日本との違いを感じました。

17日(金)
外国人とセット(練習)をしました。結果は6-2、2-3で途中で終わりました。スコアほど内容は良くなかったですがパワーのある球に自分のポジションを下げすぎたのでライジングで打てるようにしたいです。サーブの重要さもよくわかりました。

18日(土)
昨日よりは練習時間が短かったですがその中でしっかり集中できていました。横松さん(※編集部注:横山尚志JTA帯同コーチ)のアドバイスで日に日にプレーが良くなっているのを感じます。ホームコートに戻っても意識して取り組みたいです。

19日(日)
脇坂くんの予選があり、応援していた時に改めてファーストサーブの重要性に気付かされました。相手のブレークポイントでファーストサーブが入るのか、セカンドサーブになるのでは試合の運びが変わってきます。確率>コースで強化していきたいです。

20日(月)
単複1回戦。シングルスではあまりうまくいかずミスが多かったです。跳ねるボールに対して打点が後ろだったり引いたりしていたので、明日は今日の反省を生かしつつ攻めを意識して挑みたいです。
 
21日㈫
シングルス2回戦。スコアは6-0、6-4でしたが内容はあまり良くなかったです。風が強く、序盤はリスクを負わずラリーを多くし、相手のミスを誘い出せたのは良かったですが、相手が慣れて自分が攻めようとした時に焦ってミスが出ていました。明日から相手のレベルが高くなるので気合を入れていきたいです。

22日(水)
シングルス3回戦とダブルス準々決勝。シングルスは6-2、6-0で勝ちましたが、ダブルスは6-1、6-7、7-10で負けました。シングルスでは自分のすべきプレーがよくできたと思います。ダブルスは出だしは良かったものの、セカンドでボレーミスが多くなり積極的になれませんでした。良い勉強になりました。明日のシングルスは絶対勝ちます!

23日(木)
シングルス準決勝。4-6、2-6でした。大した相手ではなかったけれど、自分の弱いところを突かれた気がします。自分は緩い球で繋げてくる相手に弱いです。攻めがワンパターンになっているので自分の持つ引き出しを増やしたいです。

24日(金)
1日を通して5セットやりました。自分の改善すべきポイントが見つけられました。ホームコートに戻っても高い意識を持って取り組みたいです。試合の中でうまくいかなかった時に物に当たってしまって、良くない行動だしダサいから二度としないようにします。

25日(土)
午前中のみの練習で、午後は観光をしました。今までの海外遠征では観光ができなかったので、楽しく異文化に触れることができたと思います。とても充実した1日でした。

●総括●
準々決勝で負けた試合に関しては、今後の自分のテニスを考えさせられるものになったと思います。相手の嫌がることをしていなかったので、シュワルツマンのようなテニスを目指したいです。今後に生かすチャンスになりました。感謝します。

結果:単ベスト8
複3回戦 with 脇坂瑠衣(JPN)


改めてファーストサーブの重要性に気付いたという金田。写真:JTA提供
 

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