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国内テニス

「まだまだみんなは発展途上」伊達公子さんがグランドスラムジュニア出場を目指す選手を熱く指導

スマッシュ編集部

2020.03.06

左から近藤大生さん、山上夏季、成田百那、伊達公子さん、奥脇莉音、永澤亜桜香、石井弥起さん、川田真琴さん。写真:ヨネックス株式会社

左から近藤大生さん、山上夏季、成田百那、伊達公子さん、奥脇莉音、永澤亜桜香、石井弥起さん、川田真琴さん。写真:ヨネックス株式会社

 トップジュニア育成プログラム「伊達公子×YONEX PROJECT~Go for the GRAND SLAM~」の第4回キャンプが2月29日~3月1日に東京・スポル品川大井町にて行なわれた。

 このキャンプは、書類選考とオーディションで選ばれた15歳以下の女子4名(山上夏季、成田百那、奥脇莉音、永澤亜桜香)が伊達公子さん、石井弥起さん、近藤大生さんら元プロテニスプレーヤーとトレーナーの川田真琴さん(R-body project)の指導の下でグランドスラムジュニア出場を目標に励んでいる。

 2年間に8回開催される予定のこのプロジェクト、4回目を迎えた今回は、前回に続き伊達さんが選手1人に対し3時間のマンツーマン指導で個々の強みを見極め質を上げる指導を行なう。もう1面では今回から指導に加わった近藤大生さんがフランス留学で培った世界の最新の練習法で技術を磨いた。さらに、川田トレーナーによる体幹トレーニングで2日間みっちりと身体を鍛え上げた。

 夜のミーティングでは、選手それぞれが1年を振り返っての反省と2年目に向けての課題や抱負を発表。自己評価として自分の立てた目標をクリアできた選手もいれば、成果を上げられなかった選手も様々いる中、講師陣は今後どう取り組んでいくか丁寧なアドバイスを送った。2日間の経験を生かして、次回のキャンプ(6月20日~21日)ではさらにレベルアップした4名が戻ってくるだろう。
 
講師陣のアドバイスは下記の通り。

◆伊達公子さん
「今回もこのキャンプで成長したいと言う思いが伝わる良いキャンプでした。自分の武器は何なのかを考え、見極めながら取り組みましたが、まだまだみんなは発展途上にいるので、これからも強みは何かを問いかけながら取り組んで言って欲しいです。4人ともこの1年でうまくなっているし、強くもなっているので、それをしっかりと受け入れ自信を持って、練習でできていることを試合でもできるように、試合に勝つための練習を続けてレベルアップしていきましょう」

◆石井弥起さん
「第1回キャンプから比べて4人とも成長していると思います。それはこのキャンプだけでなく、ホームコートで地道にコツコツと練習に取り組んできた成果だと思います。引き続き常に高い目標・目的を持って取り組むことが大切です」

◆近藤大生さん
「このキャンプで終わりにしないで、今回もらった課題を自分自身が理解し練習して、次回のキャンプでうまくなったねと言ってもらえるようにしていきましょう」

◆川田真琴さん
「テニスで必要な身体の機能の要素は何かを考えトレーニングを行ないました。今回効果も出せた部分もあり、また課題もできたので次に向けてステップアップしていきましょう」

構成●スマッシュ編集部

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