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海外テニス

ナダル、大坂らが落胆…コロナウイルスの影響で“第5のグランドスラム”BNPパリバ・オープンが開催中止へ

THE DIGEST編集部

2020.03.09

コロナウイルス感染拡大を受け、BNPパリバ・オープンは開催中止を発表。ナダル、大坂らはSNSで悲しみの声を挙げている。(C)Getty Images

コロナウイルス感染拡大を受け、BNPパリバ・オープンは開催中止を発表。ナダル、大坂らはSNSで悲しみの声を挙げている。(C)Getty Images

 アメリカ・インディアンウェルズで3月11日より行なわれる予定だった「BNPパリバ・オープン」が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、開催を取りやめることを8日(日本時間9日)、大会公式サイトにて発表した。

 同大会の予選が始まる前日、開催都市インディアンウェルズを含むカリフォルニア州のコーチェラ・バレーで新型コロナウイルスの感染症例が確認され、リバーサイド・カントリー公衆衛生局は現地の緊急事態を宣言。これを受け、大会主催者は医療専門家、疾病管理センター(CDC)らの指針に従い、大会中止を決断したという。

 同大会はATPマスターズ1000(男子)、WTAプレミアマンダトリー(女子)と呼ばれるグランドスラムに次ぐ最大規模の大会のひとつ。今回の突然の発表に、SNS上でも選手の落胆の様子が伺えた。
 
 中止発表から約1時間後、男子世界ランキング2位のナダルは自身のツイッターを更新。「みんな聞いていると思うけど、インディアンウィルズが中止になりました。僕らはここで次どうするのか検討しています。今世界中で起こっているこの状況はとても悲しい。なるべく早く政府から解決策が出ることを祈っています。みんなが安全で健康でいられますように」と書き込んだ。

 日本の大坂なおみも、涙を浮かべる顔文字とともに、大会公式ツイッターによる発表をリツイート。先週のデビスカップをキャンセルし、大会への準備を進めていた西岡良仁も「これはきつい」と自身のツイッターに投稿していた。

 1989年から男女ともに開催している本大会が中止となるのは今回が初めて。テニスのツアー大会ではこれまで中国や日本などでのツアー下部大会が中止、延期になっていた。今月8日にはフランス、ドイツ政府が1000人以上のイベントの中止を勧告し、モンテカルロ・マスターズや全仏オープンなど、今後のクレーシーズンも不安定な状況となってきている。

構成●THE DIGEST編集部
 

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