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海外テニス

錦織圭「30歳になってもまだまだたくさんできることが増えている」。配信メッセージでテニスの楽しさと難しさを語る

スマッシュ編集部

2020.05.16

「次のNowVoiceも楽しみにしていてください!」と、次回配信を約束した錦織。写真:スマッシュ編集部

「次のNowVoiceも楽しみにしていてください!」と、次回配信を約束した錦織。写真:スマッシュ編集部

 男子テニスの錦織圭が、14日に音声配信サービス『NowVoice』へ、約10分間にわたるメッセージを投稿した。

 『NowVoice』とは、サッカー元日本代表の本田圭佑が経営するNowDO社とスポーツメディア「SPORTSBULL(スポーツブル)」を運営する運動通信社による共同事業で、“トップランナーと「声」で繋がる。”をキャッチフレーズに、様々なスポーツのトップアスリートたちが集結し、メッセージを配信していく音声アプリ。5月31日まではチャリティとして、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休校中の子どもたちへ向けたメッセージを中心に無料で配信している。

 2度目の配信となる今回は『なぜテニスが好きなのか』がテーマ。これについて「一対一で戦うスポーツだから」と話す錦織(関連記事参照)だが、同時にそれゆえのつらさもあるという。
 
「広いコートにいるとやっぱりつらい時もあります。基本的にひとりなので誰も助けてくれないですし、周りからのアドバイスも全くゼロなので。悪態をつくこともありますが、許してください」「なるべく冷静でいられるように頑張っているんですけど、なかなか毎試合そうもできないので…」と明かした。あわせて「ひとりであの場にいて戦うことが、どれだけストレスがかかるのかっていうのも、皆さんに知ってもらいたいなと思います」と、ファンに対して理解を求めた。

 また、昨年12月に30歳を迎えた錦織だか、いまだ上達を感じられることが「(テニスの)楽しいことのひとつ」と語る。「30歳になってもまだまだたくさんできることが増えているし、足りないところも見えたりするので、それを楽しんでできている今っていうのは本当に幸せなことかなと思います」。

 最後に「これから起きる一つ一つのことに感謝して、これからもテニスを究めていきたいと思います。グランドスラムもまたいつか決勝の舞台に戻って戦いたいですし、その夢に向けて頑張っていきたいと思います」と意気込んだ錦織。今シーズンは、昨シーズン終盤に受けた右ヒジの手術から復帰しようとした矢先のツアー中断だった。

 復帰は先送りとなってしまったが、この期間を充電期間とし、ツアー再開時にはさらに強くなって帰ってきてほしい。

構成●スマッシュ編集部

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