女子テニス世界ランク10位の大坂なおみが、10日にツイッター（@naomiosaka）を更新。日本人と見られるアカウントから受けた、人種差別的なツイートについて言及した。

　アメリカを中心に過熱している黒人差別抗議運動へ積極的に参加している大坂。連日、ツイッターなどのSNSを通じて、抗議運動関連の発信を続けているが「アスリートが政治的な発言をするな」など、一部の人々から批判を受けていた。

　また、７日に大阪府で行なわれた、人種差別反対行進を支援するツイートをした際には、新型コロナウイルス感染拡大を助長しているとして、一部のフォロワーから心無い言葉を浴びたが、大坂はこれらの批判に反論するようなツイートを投稿していた。

　そしてこの日、日本人と見られるアカウントから攻撃的な黒人差別ツイートを受け取った大坂は、『このくそったれには我慢ならない』という趣旨のネットミーム（画像）を使って反論。続けて世界中のフォロワーに向けて次のようなメッセージを発信した。
  「ここ数日、日本の人種差別的なツイートについてたくさん反論してきたけれど、日本は本当に素晴らしいところなの。国民全体が人種差別主義者だという誤解は与えたくありません。そういう人が一部いるだけ。愛しているわ」

　これまで、世界中の人々が見守るSNSという場で、様々なやり取りを行なってきた大坂。ここ最近は批判的な意見が集中していただけに、海外のファンへ勘違いしないようにと理解を求めた形だ。

　大坂のこの発言に対しては、海外のフォロワーから「みんなわかってるよ」「日本は本当に良いところだよね」「私たちもあなたを愛しています」といった好意的なコメントが多く集まっている。

構成●THE DIGEST編集部

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