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海外テニス

錦織圭、復帰3戦目は1回戦敗退。世界22位のクレーコーターに好機見出せず【男子テニス】

スマッシュ編集部

2020.09.22

初戦から世界22位のクレー巧者と、非常に厳しいドローとなった錦織。(C)GettyImages

初戦から世界22位のクレー巧者と、非常に厳しいドローとなった錦織。(C)GettyImages

 男子テニスATP500大会の『ヨーロピアン・オープン(ドイツ・ハンブルグ)』では、大会2日目の22日に男子シングルス1回戦を実施。世界ランク35位の錦織圭は、同22位のクリスチャン・ガリン(チリ)に0-6、3-6で敗れた。

 前週のイタリア国際(イタリア・ローマ)にて、昨年の全米オープン以来、約1年ぶりとなる公式戦勝利を挙げた錦織は、これが復帰後3大会目。対するガリンは、今大会のサーフェスであるクレーコートを得意としており、これまで獲得した4つのツアータイトルは全てクレーコート大会と、非常に手強い相手だ。

 今回が初対戦となる両者だったが、序盤から果敢に攻める錦織が、第1ゲームのデュースとなった場面でリターンエースを放ち、早速のブレークチャンスを握る。しかし、ガリンの強力なサービスの前にこれを逃すと、続く第2ゲームで自身のサービスをブレークされてしまった。

 0-3となった第4ゲームでは、ラリーの展開からネットに詰める錦織に対し、ガリンが強烈なパッシングショットを決めるなどで再びブレークされる。その後、第6ゲームでも凡ミスを重ねた錦織は、0-6のベーグルでセットダウンを喫した。
 
 第2セットでは、自身サービスの第2ゲームでこの日初めてのゲームを獲得した錦織。徐々にリズムをつかんできたのか、ワイドに切れるサービスからのドロップボレーや、劣勢からの鋭いパッシングショットを放つなど、好プレーを見せはじめる。

 すると、第5ゲームでブレークチャンスを握った錦織が、長いラリー戦の末に、相手の逆を突くストレートへのバックハンドウィナーでブレークを先行。ポイントを決めた際には、「カモーンッ!」と大きな声で自身を鼓舞した。

 このままリードを保ちたい錦織だったが、直後の第6ゲームで、粘るガリンにミスを誘い出されて被ブレーク。その後も、どうしても先にミスが出てしまう錦織が、第8ゲームでさらにブレークを奪われ、そのまま1時間16分で初戦敗退となった。

 勝利したガリンは次戦で、第3シードのガエル・モンフィス(フランス)と、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のヤニック・ハンフマン(ドイツ)の勝者と対戦する。

 なお今大会には、日本勢から世界ランク51位の西岡良仁も本戦入り。錦織の試合の後に同じコートで、同66位のドミニク・コプファー(ドイツ)と対戦する。

構成●スマッシュ編集部

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