全仏オープン（フランス／パリ、グランドスラム）では、現地８日に車いすテニスのダブルス準決勝が行なわれ、グスタボ・フェルナンデス（アルゼンチン）とのペアで出場する国枝慎吾が、第１シードのステファン・ウデ（フランス）／ニコラス・パイファー（フランス）組を破り決勝進出を決めた。

　同日に行なわれたシングルス準決勝では、フルセットの末に惜しくも敗退し、２年ぶり８度目のシングルス制覇とはならなかった国枝だが、ダブルスではセットダウンからの逆転勝利。最終セットの10ポイントタイブレークでは、４－９と相手のマッチポイントから怒涛の追い上げをみせた。

　この２人の素晴らしいプレーには、男子シングルス世界ランク１位のノバク・ジョコビッチ（セルビア）も釘付けになったようだ。コートサイドで観戦していた様子のジョコビッチは、２人がプレーする動画をSNSに投稿しつつ「車いすテニスプレーヤーたちを尊敬するよ」とコメント。
  　続けて「彼らはいったいどうやってタイヤを操作し、回転し、それと同時にボールを打っているのだろうか。本当にすごい！フェルナンデスも国枝も真のチャンピオンだ！」と、称賛を送った。

　このジョコビッチの投稿には、多くのファンから「本当に尊敬するよ」「信じられないプレーだ…」「素晴らしいアスリートだね！」といった賛同の声が寄せられている。

　また、国枝自身もジョコビッチの投稿に反応。SNS上で「いつも車いすテニスを気にかけてくれてくれてありがとう、ノバク。きみの準決勝でも幸運を祈っているよ」とコメントしていた。

構成●スマッシュ編集部

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