専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外テニス

急成長中の17歳のアルカラスがチャレンジャー2週連続優勝の最年少記録を樹立【海外テニス】

スマッシュ編集部

2020.10.19

元1位のフェレーロの元で腕を磨くアルカラス。(C)Getty Images

元1位のフェレーロの元で腕を磨くアルカラス。(C)Getty Images

 今年2月に16歳でツアーのリオ・オープンで勝利を挙げるなど、注目されているスペインの新星、カルロス・アルカラス。彼が先週、ホームコートであるスペインのアリカンテで開催されたチャレンジャー大会で、17歳5か月という若さで優勝した。前週にもスペイン・バルセロナのチャレンジャーで優勝しており、17歳5か月で2週連続優勝した最年少記録を作った。

 実は、8月にもイタリアのチャレンジャーで優勝しており、3大会に優勝した選手としては、史上2番目の若さとなった。最も若いのは16歳10か月で優勝したリシャール・ガスケ(フランス)。18歳以下で3大会に優勝したのは他に、フェリックス・オジェ-アリアシム(カナダ)、ホアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と錚々たるメンバーだ。

 アルカラスは15歳から、スペインの元1位ファン・カルロス・フェレーロから指導を受けており、今大会はそのフェレーロのテニスアカデミーで開催されていた。決勝では97位のペドロ・マルチネス(スペイン)と対戦し、マッチポイントではバックのダウンザラインを見事に決めて、雄たけびを上げてガッツポーズ。コートサイドにはフェレーロの姿もあり、同じく何度もガッツポーズをして祝福していた。
 
 同胞を7-6、6-3で下した、158位の若者は、「ホームで優勝できて信じられない気分です。知り合いが見てくれている前で、素晴らしいプレーができて誇りに思います。これをモチベーションにしてもっと戦い続けます」と喜びと抱負を語った。

 今年の1月には490位だったが、今回の優勝でランキングは136位(10月19日付け)にまでアップする急成長ぶりで、トップ100入りも近づいてきた。

 さらに注目すべき点は、この3大会の優勝がツアー再開後の3か月で達成されたということだろう。再開後は20勝3敗で、20勝に到達した最初の選手でもあるのだ。ツアー中断期間に充実した練習に取り組んできたことがうかがえる。これからも新たな記録を作っていきそうな勢いだ。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】イケメン多数!テニス界の次世代を担う「期待の若手」プレーヤーたち!
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号