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海外テニス

「13歳半の時に人生を変える決断ができた」錦織圭以来のツアー最年少優勝!シナーが語った快挙の理由

東真奈美

2020.11.17

19歳でツアー初優勝を果たしたシナー。(C)Getty Images

19歳でツアー初優勝を果たしたシナー。(C)Getty Images

 19歳のヤニック・シナー(イタリア)が、ブルガリアで開催されたソフィア・オープンでATPツアー初タイトルを獲得。2008年に錦織圭が18歳でツアー初優勝して以来の、最年少ツアーチャンピオンとなった。

 シナーは昨年のネクストジェネレーション・ATPファイナルズで優勝し2020年に活躍が期待される選手の一人だった。すでにランキングトップ100で最年少のシナーだが、今回の優勝で、キャリアハイとなる37位に浮上。しかし、「それはまだ序章に過ぎない」と本人は言う。

 この成長著しい選手に、ATP(男子プロテニス協会)公式サイトが、現在まで支えてくれた重要人物やテニスを選んだ理由などについて話を聞いている。

 ツアー優勝に到達するのを助けてくれた重要な人物について聞かれて、「まず、家族に感謝したい。いつも助けてくれるお陰で、13歳半か14歳の時に人生を変える決断ができた。家を出て、これまで慣れ親しんだスポーツを離れて、大切な友達ともあまり会えなくなった。でも、そこから全てが始まったと思う」。本格的にテニスへ進む決断をした当時を振り返った。
 
 また、「その時から、今まで何人ものコーチに助けられた。その間も、コーチのリカルド・ピアッティはいつも側にいてくれた。僕を大きく助けてくれたメインパーソンは、リカルドだと思う」と、常に側にいてくれたコーチに感謝の念を示している。

 現在のチーム体制については、「フィジオセラピストのクラウディオ・ジマーリア、フィットネスコーチのダリボル・シローラ、そしてコーチのリカルドとセカンドコーチのアンドレア・ヴォルピーニがいて、今週(優勝した週)は、別のコーチのクリスティアン・ブランディも来てくれた。このメンバーが自分を支えてくれている。素晴らしいチームだよ」。選手だけの力ではなく、チームのバックアップがあってこその快挙であることがわかる。

 子ども頃、シナーはスキーのチャンピオンだった。なぜスキーではなく、テニスを選んだのだろうか。

「スキーを始めたのは、イタリアではスキーが最初によくやるスポーツだから。早くから優勝していたし、スキーの手応えは最高で、毎日滑りたいと思っていたよ。自分にとって2番目はサッカーで、テニスは3番目だった」
 
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