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海外テニス

モンフィスが『最高のバックハンド』に錦織圭を選出。元世界1位のマリーも賛同

中村光佑

2020.11.24

非常に評価の高い錦織のバックハンド。中でもダウン・ザ・ラインのショットは伝家の宝刀とも称される。(C)Getty Images

非常に評価の高い錦織のバックハンド。中でもダウン・ザ・ラインのショットは伝家の宝刀とも称される。(C)Getty Images

 男子テニスツアー最終戦『Nitto ATPファイナルズ』(11月15日~22日/イギリス・ロンドン/屋内ハード)の特別企画により、ライブストリーミングプラットフォーム『Twitch』にてトーク配信を行なった、世界ランク11位のガエル・モンフィス(フランス)と元世界1位のアンディ・マリー(イギリス)の2人が、錦織圭のバックハンドについて考えを語った。

 ATPファイナルズの期間中、モンフィスとマリーはテニストークを展開し、その楽しげな姿がファンの間でも話題となっていた。その中で2人は「それぞれのスキルで完璧だと思う選手は?」というテーマで語り合い、「バックハンド」の部門でモンフィスが錦織をピックアップした。

 モンフィスは錦織のバックハンドについて、「速くてラインぎりぎりの信じられないバックハンドを打ってくる。おそらくツアーの中で最も優れたバックハンドを持っている1人だ」と称賛。これに対しマリーは、「BIG3と比べると少し確率が劣るけど、君(モンフィス)が言うように、確かに圭(錦織)のバックハンドは優れているね」とコメントしている。
 
 実際に、錦織のバックハンドはツアーでも屈指の攻撃力を誇るとされ、2018年には米大手新聞社『ニューヨーク・タイムズ』紙の「ベストバックハンド部門」で第2位という記録を収めたこともあった。ちなみに、錦織はモンフィスと過去に5度対戦しているが、錦織が4勝1敗と大きく勝ち越しており、モンフィスはこれまでも度々錦織のプレーを高く評価していた。

 今回のトークではバックハンドの他にもフォアハンドやボレー、サービスなど様々なスキルについて議論されていたが、それぞれの部門で選ばれたプレーヤーは世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)や同2位のラファエル・ナダル(スペイン)を始め、そうそうたるメンバーだ。その中で錦織を「完璧なバックハンド」に選んだモンフィスには日本のテニスファンからも「圭くんを選んでくれた!」「モンフィス大好き!」など、喜びの声が上がっていた。

 今シーズンは、右ヒジのケガから復帰を果たしたものの、新型コロナウイルス感染や右肩の負傷などのトラブルに見舞われた錦織。来シーズンは、伝家の宝刀である両手バックハンドを武器に、再び大躍進を遂げる姿を見せてもらいたい。

文●中村光佑

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