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海外テニス

マラドーナの急死をシュワルツマン、ナダルらが追悼「5分置きに涙が流れる」「心が空っぽに」

中村光佑

2020.11.26

テニス好きのマラドーナはよくデビスカップに足を運び、母国アルゼンチン代表に熱烈な声援を送っていた。(C)Getty Images

テニス好きのマラドーナはよくデビスカップに足を運び、母国アルゼンチン代表に熱烈な声援を送っていた。(C)Getty Images

 元アルゼンチン代表で、代表監督を務めたこともあるサッカー界の英雄、ディエゴ・マラドーナ氏が現地25日、ブエノスアイレス郊外にある自宅で、心不全のため60歳で亡くなったことがわかった。この報道を受け、テニス界にも悲しみの声が広がっている。

 マラドーナ氏は過去に1982年から4大会連続でワールドカップ出場を果たし、1986年には「5人抜き」などの華麗なプレーを見せ、アルゼンチン代表を優勝に導いた立役者となった。プライベートでは大のテニスファンとして知られ、同郷のディエゴ・シュワルツマンとも親交があった。なお、シュワルツマンの「ディエゴ」という名前はマラドーナ氏にちなんで名付けられたほどだ。

 シュワルツマンは自身のインスタグラムを更新し、マラドーナ氏に向けて追悼のメッセージを送った。
 
「なんて言えばいいのかわかりません。僕はあなたに影響されてディエゴの名前を付けました。5分置きに涙が流れてきます。あなたがスポーツ界に与えた影響はとてつもなく大きいものです。あなたは決して去ってしまうことがないと思っていたほどのスーパーヒーローでしたが、去って行ってしまいました。安らかに。きっとみんなすごく寂しくなると思います」

 この投稿を見たテニスファンからは「なんて悲しい日だ…」「マラドーナは永遠に私たちの心の中で生き続ける」「信じられない」など、多くのリプライが寄せられ、いかにマラドーナ氏が大きな存在であったかがわかる。

 また、ラファエル・ナダル(スペイン)も訃報を受け自身のTwitterを更新。「今日スポーツ界は全て、特にサッカー界では心が空っぽになったような気分になるでしょう。最も偉大なスポーツ界の英雄の一人、マラドーナ氏が亡くなってしまいました。彼がサッカー界に残した功績はこれから先も残り続けることでしょう。ご家族、サッカー界、アルゼンチンの全ての人に心からのお悔やみを申し上げます」とコメントを残した。

 偉大なスターの早すぎる死に、多くの人々が悲しみに包まれている。天国からサッカーだけではなく、大好きだったテニスも見守っていてほしい。

文●中村光佑
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