現地21日、ATP（男子プロテニス協会）が「2020　ATP アワーズ」を発表し、男子テニス世界ランク５位のロジャー・フェデラー（スイス）が、ファンによる人気投票の「ファンズ・フェイバリット賞」を受賞した。

　フェデラーが同賞に選ばれるのは18年連続。2020年シーズンは右ヒザのケガの影響で、全豪オープン準決勝以降は大会に出場していないが、39歳にしてまだまだファンからの人気は絶大だ。

　受賞したフェデラーは「今年もまた『ファンズ・フェイバリット賞』を受賞できたことをうれしく思います。ATPと自分を信じて、ツアーで会いたいと思って投票してくれたすべてのテニスファンに感謝しています」とコメントを残している。
  　続けて「今は復帰するために厳しいトレーニングを積んでいます」と現状を語った上で、「またすぐにみんなの前でプレーできること、来年がもっといい年になると願っています。今は少し我慢の時が続くけど、待ちきれません」とファンに向けて語った。
　
　これに伴い、ATP公式STwitterではフェデラーのスペシャル動画を公開。「『ファンズ・フェイバリット賞』を18年連続で獲得。ロジャー・フェデラーが2020年の最も愛されているプレーヤーに輝いた」と題されたその投稿には、フェデラーのコート上での雄姿や、熱心にファンサービスを行う姿が公開されており、すでに『いいね！』の数は3000件を超えている。

　この投稿を見たファンからは「おめでとうロジャー！」「みんなロジャーを愛しているよ！」「永遠に私のお気に入りよ！」など、多くのコメントが寄せられ、フェデラーがいかに愛されているのかを物語っている。

　なお、今年だけで右ヒザに２度の手術を施したフェデラーは、来年度の全豪オープン（オーストラリア/メルボルン/屋外ハード）での復帰を目指している。ケガの状態が懸念されるところだが、長年にわたり多くのテニスファンに愛されているだけに、まだまだ活躍する姿を見たいものだ。

文●中村光佑

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