テニス界も新シーズンを迎えた中、ATP(男子プロテニス協会)公式サイトが、数人の選手たちの「2021年の大胆な予想」を発表。果たしてどんな予想が飛び出るのか？

　フランシス・ティアフォーは、「全仏オープン以外で、ビッグ３以外の選手の誰かが、グランドスラムで優勝すると思う」と予想。キャメロン・ノリーはもっと大胆に、「ネクストジェンの選手の誰かが、グランドスラムを勝ち取っていくと思うな」とコメントした。

　また、若手の躍進を予想したのは、マテオ・ベレッティーニも同じ。「きっと千差万別の勝者が出てくるだろう。選手たちのレベルがとても高いし、若い選手たちがどんどん上がってきているから」。アレックス・デミノーも「ネクストジェンの選手数名が、トップ10に入り込んでくる年になる」と踏んでいる。

　特定の選手の名前を挙げたのは、トミー・ポール。「アンドレイ・ルブレフ(ロシア・23歳)が、トップ５に上がってくるだろう。この予測が、どれだけ“大胆な”ことになるのかはわからないが……今のルブレフは、本当に良いと思う」と、活躍を疑っていないようだ。
  　ちなみに、「マスターズ1000のタイトルを初めて獲得する選手は？」との質問の時も、ポールはもちろんのこと、フルカチュとベレッティーニもルブレフの名前を挙げており、期待度はかなり高いようだ。

　若手についての前向きな予想が多い中、テニスファンに歓迎されないようなことを言ったのが、ダビド・ゴファン。「ロジャー・フェデラーが引退する」と、大胆な発言をしている。しかし、これは笑いながら言っており、冗談であることは確実だ。

　他の選手とは少し違った予想をしたのは、フベルト・フルカチュだ。

「（新型コロナ感染症の拡大が落ち着き）全てが通常に戻る。テニスファンの皆さんが、スタジアムで、マスクを着用せず応援してくれる様子を見るようになること。それが、私の予想です」

　フルカチュの言葉が早く現実となってくれることを祈りたい。

文●東真奈美

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