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海外テニス

「タイトル獲得候補の1人」難敵を退けた大坂なおみの戦いぶりに海外メディアが高評価【全豪オープン】〈SMASH〉

中村光佑

2021.02.13

リズムを保ちにくいジャブールを相手に、しっかりと勝ち切った大坂。(C)Getty Images

リズムを保ちにくいジャブールを相手に、しっかりと勝ち切った大坂。(C)Getty Images

 テニスの四大大会『全豪オープン』(オーストラリア/メルボルン)は12日に女子シングルス3回戦が行なわれ、世界ランク3位の大坂なおみが、同30位のオンス・ジャブール(チュニジア)を6-3、6-2で下し、2年ぶりの4回戦進出を決めた。幾度となくピンチを迎えた大坂だったが、得意のサービスを起点としたプレーで凌ぎ切り、見事にベスト16の切符をつかみ取った。

 試合後のインタビューに応じた大坂は「今日はあまり自分のプレーができていなかった。ミスも多かった」と振り返ったものの、「サービスとリターンに集中して、試合を組み立てていった。しっかりと勝ち切れたことをうれしく思う」と喜びを語った。

 大坂の戦いぶりに世界も沸く。テニス系海外メディアの「UBITENNIS」は「全豪4回戦に向けて大坂なおみにネガティブな気持ちはもうない」と題し、「第3シードの大坂は、8本のサービスエースと26本のウィナーを決め、ジャブールを圧倒。(今年の)全豪オープンのタイトル獲得候補の1人であることを証明した」と伝えている。
 
 また、スペインのテニスメディア「Punto de Break」は、「(大坂なおみが)ジャブールの壁を乗り越え、4回戦に進出」と見出しを付け、「ここまでで合計13ゲームしか落としておらず、非常に高いレベルを維持し続けている」と大坂の試合運びを称賛している。

 なお、大坂は4回戦で過去に2度グランドスラムの女王に輝き、世界1位も記録した第14シードのガルビネ・ムグルサ(スペイン)と対戦することが決まっている。ムグルサは昨年の全豪オープンでも準優勝を果たしているだけに、厳しい戦いになることが予想されるが、大坂はこのままの勢いで2度目の優勝へと突き進むことができるだろうか。

文●中村光佑

【PHOTO】2度目の全豪オープン制覇へ! メルボルンで躍動する大坂なおみ
 

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